外来語まみれ日本人

2020/4/2 | 投稿者: 鹿苑院

征夷大将軍を首長とする武家の政府を「幕府」と呼ぶのが一般的になったのは江戸時代後期からである。それまでは「公儀」と呼ぶのがもっとも普通で、「柳営」、または単に「武家」「関東」と呼ぶこともあった。
「幕府」は漢語である。おそらくは漢籍の知識が豊富な文化人が気取ってそう言い出したものだろう。

仮に、学校のテストで「江戸幕府」と書くべき所を「公儀」と書くと部分点すらもらえないに違いない。
日本語でちゃんと言い表すことができるのに誰かが気取って外来語を使うと、それが多数派の呼び方になって元の日本語表現がなんだか野暮ったい、変わり者が使う言い方みたいになってしまうのは現代でもよくある現象である。

コロナウイルス関連のニュースでもクラスターとかロックダウンとか、英語ばかりで何を言っているのかわからんという指摘が一部でされているが、日本人というのは昔から外来語を使いたがる民族なんだということがこれでわかる。
ついでに言うと「セレブ」や「イナバウアー」のように元の意味とズレて使ってしまうのもありがちである。
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