矢野燿大出世譚

2019/10/21 | 投稿者: 鹿苑院

惜しくも日本シリーズ進出を逃した阪神タイガースの現監督は矢野燿大である。昔は本名の矢野輝弘で登録していた。

現役時代の前半は中日ドラゴンズにいたが、中村武志という正捕手がいたため二番手の控えでしかなく、公式戦で矢野の姿を見ることはほぼ無かった。
大豊・矢野と関川・久慈という中日ファンにはあまり評判が良くなかったトレードも、評判が良くなかったのは大豊を惜しむからで矢野は添え物としか思われてなかったような印象である。

人生は何が転機になるかわからないもので、阪神移籍後の大豊はあまりパッとしなかったが矢野は大化けした。たちまち正捕手になるとチームを優勝に導き、セ・リーグ選抜選手としてオールスターゲームに出場。さらには北京五輪にも出場。オールスターで彼の姿を見た時は「あの控え捕手の矢野がオールスターに!?」とビックリしたものだ。
ちなみに星野仙一監督は野球の要はキャッチャーであるという考えから中村には特に厳しく当たり、顔の形が変わるほど殴ったこともあるという。同じキャッチャーの矢野にとっても怖い監督だったに違いないが、阪神にトレードに出されたことで星野さんから逃れられたと思ったらまた数年後に星野さんが阪神の監督に就任した時の矢野の気持ちが本当のところどうだったのか大いに興味がある(笑)。

こう言っては中村に悪いけど、地位は完全に逆転したといって過言ではないだろう。あのトレードに絡んだ4人のうち、矢野が一番出世するなんて誰も予想してなかった。本当に人生は何が転機になるかわからない。
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