仙台味噌

2019/7/26 | 投稿者: 鹿苑院

出身地が違う人と結婚した場合、味噌争いは避けられないかもしれない。植木等主演の「名古屋嫁入り物語」にもそういうシーンがあった。
僕は三河の赤味噌か奥美濃の郡上味噌が好きなのだが、近江育ちの妻は良い顔をしない。妻の言いなりに従うと京都の白味噌になるが、どうもこういう軟弱な味噌では味噌汁を飲んだ気がしなくて困る。
落とし所として白羽の矢を立てたのが仙台味噌である。この味噌の旨さは僕は経験済みだから、未経験の妻が拒否さえしなければ今後仙台味噌が我が家のメイン味噌になっていくかもしれない。

秀吉の朝鮮出兵の時、日本各地の大名がご当地の味噌を持って朝鮮に渡った。これらはすべて慣れぬ風土で腐ってしまったのだが、伊達家が持参した味噌だけは腐らずその風味を保ち続けたので諸将が乞うて分けてもらい、仙台味噌は一躍日本全土に名を轟かせた。日本一の味噌とすら言われる由縁である。

近所のスーパーに売っていた仙台味噌はこれである。

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呼吸口と書かれた穴が開いていることに注目してほしい。これはスゴイことだ。

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味噌は体に良いというが、麹菌が生きていてこそである。しかし麹菌が生きたままパックや袋に詰めると膨らんだり破れたりする元になり、そうなると現代の消費者は買わないから返品になる。このため味噌メーカーはやむなく出荷前に加熱したりアルコールに浸けて麹菌を殺している。
この仙台味噌に呼吸穴が開いているということは麹菌を殺していないということであり、味だけでなく栄養面でも期待できる。
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