五龍城

2019/6/4 | 投稿者: 鹿苑院

安芸国五龍城は宍戸氏の居城である。隣の毛利氏とは累代の抗争相手であったが、毛利に元就が出ると宍戸元源はこれと和睦した。昔読んだ本では元就が単身ふらりと五龍城に出掛けて茶飲み話のようにあっさりと和睦してきたように書かれていたが史実かどうかは知らない。
ともかくも元源の嫡孫・隆家と元就の娘が結婚することになった。元就の子女を迎えるなど家を乗っ取られるフラグのようなものだが、宍戸氏に関しては幸いなことにそういうことはなく、隆家と元就の娘の結婚生活はまあ円満だったと言えるだろう。幕末まで宍戸氏は長州藩の重臣として健在である。一時、高杉晋作が宍戸刑馬なる偽名を名乗って活動していたことがあるがむろん本来の宍戸氏とは関係がない。毛利家中のゆゆしい名前を拝借したに過ぎないだろう。

愛用のキヨーレオピンの製造元の住所を見ただけで行ったこともないのに「ああ、五龍城の近くか」とわかり、ここまでの随想をすることができる歴史者としての自分の体質を面白く思う。
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