恋愛至上主義が日本を滅ぼす

2018/2/13 | 投稿者: 鹿苑院

おとといの「西郷どん」にもあったが、幕末物には必ず「メリケンでは身分に関わりなく好きな者どうしが結ばれる」という言説が出てくる。実はこれ、真っ赤なウソである。現実には当時のアメリカでも自由恋愛はまだ大人が眉をひそめるような事で、郵便物がラブレターでないかどうか検閲されていたくらいだ。
江戸時代の日本が自由がない社会でアメリカにはそれがあるというのはフィクションだと割り切って観る必要がある。

糸どんが「そんな良い国に日本もいつかなるでしょうか」と言っていたのも当時の日本人の感覚からするとありえない意見で、家も仲人も通さないで好きというだけで結婚するのは野獣のやること、というのが常識的な感覚だった。

何だったか忘れたが落語にも「あっしらはそんな『くっ付き合い』じゃなくてちゃんと仲人を立てて一緒になったんで」という一節が出てくるように、昔の日本人の感覚では家や仲人を介した結婚の方が正当で、恋愛結婚はあまり感心されないものだったことがわかる。
その日本人の意識が完全に今のように、「恋愛結婚>>>(超えられない壁)>>>お見合い結婚」になるのは一説にはフジテレビが月9ドラマを始めてからだというからかなり歴史の浅い考え方と言える。

考えてみれば、恋愛というかなり得意不得意が分かれるものが上手な人でないと結婚できない世の中になったら少子化になるのは当然の帰結である。
さらに言えば、恋愛感情というごくあやふやな物しか紐帯がなければ、それがなくなった時にもはや一緒にいる意味が無いとばかりにあっさり離婚するのもこれまた当然となる。その結果が3組に1組は離婚するという現代日本の惨状である。

そういう意味で、現代も歴史の一部として巨視的に見れば、婚活がブームになり今またお見合いが盛んになっているのは、フジテレビがばらまいたキリスト教的な恋愛至上主義で歪められた日本社会が元の姿に戻ろうとしている揺り返しではないかと感じる。
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2021/5/30  16:34

投稿者:鹿苑院

キリスト教国フランスならそれでいいと思いますよ。ただしフランスのモテないやつはそれ
では救われませんが。

2021/5/27  12:08

投稿者:キョンチャン

フランスでは愛し合う者同士が一緒にPARISの街を歩いています。
フランスでは大人の恋愛が求められます。

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