東條首相開戦演説

2017/8/25 | 投稿者: 鹿苑院




対米英開戦を国民に報告する東條首相の演説。

東條は対米英主戦論者の頭目だったが、戦争回避を願っていた昭和天皇が彼を首相に任命したのは、「東條は主戦論者だが同時に彼ほど天皇への忠義が篤い者もいない。天皇の意志を聴かねばならない重職に就かせれば内心はどうあれ戦争回避のために動くに違いなく、頭目たる東條がそうなればその下にいる主戦論者たちは黙らざるを得ない」という思惑だった。
この作戦は半ば当たり、東條は自説を引っ込めて戦争回避のために動いたがもはや手遅れであり、やはり開戦が避けられないことが確定的になった時、東條は一人、皇居の方角にひざまずいて泣いていたという。

歴史を俯瞰することができるのは後世の人間の特権だが、その目で見るとこの演説は、精神論に傾いているきらいはあるものの(陸軍の悪しき体質である)、開戦に至るまでの経緯についてウソやごまかしはまったく無い。誠実といえるかどうかは微妙だが正直ではある。
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