鴻池の戦い

2017/7/31 | 投稿者: 鹿苑院

幕末には御用盗りという犯罪が頻発した。ペリーの来航で揺れる日本。国のために働くと言いながら、そのための資金を出せとたかる、実態はただの強盗である。大坂の豪商・鴻池が新選組と友好関係を結んだのはそんな御用盗りを退治してくれたからだろう。以後、鴻池から新選組への好意は隊士全員分のダンダラ羽織の調達、近藤勇への虎徹のプレゼントなど多岐にわたる。

ところで鴻池の初代はあの山中鹿之介の息子である。父の遺言により武士にならず商人になった山中新六は、濁り酒しかなかった時代にひょんなアクシデントから清酒の製造法を発見して財をなした。

鹿之介の子孫は刀槍ではなく財力をもって、やはり毛利(=長州)と戦っていたと思うと何やら因縁めいた物を感じる。鹿之介の義弟である亀井琉球守茲矩を藩祖とする津和野藩が地理的影響からか長州藩寄りの態度をとっていたことと比べるとあまりに対照的である。
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