梅花ヲ待ツ

2017/1/3 | 投稿者: 鹿苑院

もみじに続いて小さな梅の木を買ってしまった。「野梅」と書いてある。原種に近い梅という意味で、大輪だったり八重咲だったりの派手さはないがシンプルで清楚な花が咲く。犬に例えればチワワやマルチーズではなくほとんどオオカミに近いようなのというわけか。好みとしてはそちらの方が良い。
梅といえば真っ先に連想するのは大菅公なのだが、ひとまずそのイメージは奥底にしまっておきたい。その名はあまりに偉大過ぎて、小さな梅の木に頭が上がらなくなってしまう。もう少し気楽に育てたいのだ。とはいえ桜に勝るとも劣らない思い入れが元々梅にはある。
ちなみに梅の実が有名なのは和歌山だが、花の場合は水戸らしい。御三家の領地のうち二つが梅を名物にしているのは面白い。久能山東照宮にも梅の木が多く、家康公が好んだこともちゃんと説明板に書かれていた。

花の時季は2月だという。落語などでは正月には梅の花が付き物のように語られているから、旧暦の正月とほぼ同時に咲いていたのだろう。してみると太陽暦に変えて梅の花の咲かない時季を正月にしてしまったのは無粋なことだなとごく無責任に思った。
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