楊貴妃は護国のヒロイン?

2016/8/22 | 投稿者: 鹿苑院

熱田神宮の境内にある付属の小さな神社(摂社)に、楊貴妃を祭神とするものがある。言うまでもなく唐土の人であり日本の土を一度も踏んだことがない彼女がどうして神社の祭神に収まっているのかというと、面白い理由がある。
実は玄宗皇帝が日本侵略を企てたため、危機感を持った日本の神々が彼を骨抜きにするために送り込んだ工作員が楊貴妃であるという。その理屈でいけばなるほど彼女は日本を守った人物になり、神社の神様になる資格がある。

唐は近隣諸国への侵略に関しては積極的だったと言っていい。玄奘三蔵などインドへの往路に高昌国という国に立ち寄って歓待を受け、必ず帰りにも立ち寄りますと約束したのだが、さてインドからの帰り道にこの地を踏む頃には彼の母国である唐の手で高昌国は滅ぼされており、たいへんがっかりしたという逸話がある。
玄宗が本当に日本への侵略を企てていたかどうかは定かでないが、楊貴妃を工作員とする話ができるほどに当時の日本人が唐の脅威をリアルなものと捉えていたことは確かだろう。
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