西ローマ帝国の滅亡

2016/5/16 | 投稿者: 鹿苑院

西ローマ帝国の最後の皇帝はロムルス・アウグストゥルスという。ロムルスは伝説上のローマの建国者でアウグストゥルスは帝政ローマの初代皇帝アウグストゥスに因むものである。驚異的に名前負けしている。

なにしろ彼が即位した時には西ローマ帝国はもはや死に体であり、即位から1年もしないうちにオドアケルに退位させられている。これにより西ローマ帝国は名実共に滅亡した。
普通ならここでオドアケルが自ら皇帝になって新しい帝国を築くところだが、奇特な事に彼は西ローマ帝国の領土を東ローマ皇帝に返上している。ここにローマ帝国の東西合一が成った。もっとも統一ローマ皇帝を傀儡としてイタリア王を名乗り旧西ローマ領を治めたので同じことかもしれないが。

退位させられたロムルス・アウグストゥルスは年金をもらい、案外平和な余生を送った。東ローマ最後の皇帝の死に様を思うと好対照である。そのことはまた書く。
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