元就の日課念仏

2015/9/28 | 投稿者: 鹿苑院

毛利元就は浄土真宗を信仰していた。ただ、その念仏習慣がややイレギュラーで、朝日を拝んで十回念仏をしていたという。あまつさえそれをやれば武運長久とか身体健康とかのご利益があると考えていた節がある。

阿弥陀如来は西方におわすので朝日より夕日を拝む方が合理的な気がするし、実際その作法は四天王寺に昔からある。しかし朝日というのは他に聞いたことがない。十回という数を決めて念仏するのは浄土宗などにはあるが真宗は数にこだわらない。現世利益に至っては真宗では素っ気無いほどこれを説かない。

元就にこの習慣を教えたのは養育してくれた杉の大方らしいが、杉の大方は誰からこれを教えられたのだろう。どうも本願寺系の正統な教えを受け継いだ僧侶ではないような気がする。浄土真宗をベースに民間信仰が混じったものと言った方が正しそうだし、当時のことだからそういうのを説いて歩く旅の坊さんもいたことだろう。

なお萩にある毛利家の菩提寺・東光寺は黄檗宗である。三代藩主・毛利吉就が黄檗宗に帰依したのがその始まりというから、この時に浄土真宗から改宗したのだろうか。
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2015/9/28  23:55

投稿者:鹿苑院

領民には安芸門徒がおおぜいいたはずですが、それとはちょっと毛色が違う気がするんです
よね。まあ石山合戦で毛利家が本願寺に兵糧入れたのは同じ浄土真宗だからって理由もある
んじゃないかと思ってもいますが。

2015/9/28  8:03

投稿者:tenjin95

> 管理人様

毛利元就の信仰については、結構難しいですね。

まぁ、今の我々が思うようなガチガチの真宗門徒でなかったことだけは明らかで、厳島信仰なども持っていたはずです。

http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/

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