東国武人の埴輪

2015/9/19 | 投稿者: 鹿苑院

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埴輪(はにわ)には今までさほど興味を持たずにきた。

日本の肖像造型は仏教と共に仏像が伝来したことで劇的にレベルアップした。百済から仏像を受け取った欽明天皇のコメントは日本書紀によると「西蕃獻佛相貌端嚴。全未曾看(西の国から来た仏の顔はこれまでに見たこともないほど美しい)」
欽明天皇を惹き付けたのは仏教の教義がどうのというより仏像の美しさ、かっこよさだったと思われる。それまで埴輪や土偶しかなかった日本人の目から見ると仏像の造型レベルは桁違いだったのだ。
そういうわけで、仏像伝来以前の日本の肖像造型はレベルが低いように思えてあまり興味を持たなかった。従ってたいして知識もなかった。

病院の待合室でたまたま読んだ雑誌にこの鎧を着た埴輪が出ていて、そのモデルは東国の武人だと書いてあった。つまり坂東武者の祖先である。オレのイデオロギーからすると興味が無いなどとんでもない、尊敬すべき神像ではないか。
モデルの人物名がはっきりわかっておらず、ほどよく写実的でないのがかえって良い。見る人の都合や思い入れによって、東国武人であれば誰を投影しても良いのだ。オレ自身でも良いわけだ。

そういうわけでこのブログの「著者近影」のところの写真も東国武人の埴輪に変えた。実物よりもそこらで販売されているレプリカの方が穏やかな顔でオレ好みなので、そちらを採用した。
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