文山包種茶

2015/3/24 | 投稿者: 鹿苑院

実は去年の夏頃、台湾に行ってきた。なぜここに書かなかったのかというと、職場の人間にバレる可能性があったからだ。海外に行く時には1ヵ月前に申請しなければいけない決まりになっていたのだが、その時には既に来春の契約更新はない、つまりクビを宣告されていたので、「なーにが就業規則じゃボケ!」とばかりにシカトを決め込んで、誰にも言わずに台湾に行ってやったわけだ(ガハハ)。

念願の故宮博物院も人気の九フン(フンは人偏に分)も有名な士林夜市も良かったが、観光用ではない素顔の台北が見れた気がして、永康街が一番印象に残っている(台湾通に言わせれば永康街なんて思いっきり観光客向けなのかもしれないけど)。
その時にはお茶マイブームが始まっていたので、台湾茶の店を見て歩くのも楽しかった。事前にガイドブックで予習し、日本で手に入りにくい阿里山金萱茶と文山包種茶に狙いを絞っていた。阿里山金萱茶はすぐにティーバッグが手に入ったのだが、文山包種茶は大量に入った缶しかなく、味見したい程度のオレには多すぎた。

ガイドブックに載っていたオシャレなお茶屋さんには文山包種茶の取り扱い自体がなく、聞いてみたら若い男の店員が「これは地方が違うんです。台北ではどこの店でも取り扱ってないと思います」と言う。既に何軒か回っていたのでどこの店でも取り扱っていないというのはウソだとすぐにわかったが、産地についての言い分は信じた。そして帰国後に調べてみたら文山包種茶の産地は思いっきり台北の近くだった。おのれ、たばかったな。

さて、台湾に再び行ったわけではないがどうにか文山包種茶を手に入れてやっと飲んだ。
分類すれば烏龍茶の一種になるが、発酵度が低いため緑茶に似ている。説明ではよく「蘭の花のような香り」と表現されている。オレは蘭の花がどんな香りか知らないけど、確かに何かの花のような甘い香りがした。
ただ、一緒に碧羅春も手に入れたのだが、どちらにも共通して感じたのは香りは豊かだが舌で感じる味はほとんどないということ。「日本茶は味を愉しむもの、中国茶は香りを愉しむもの」という言葉がはっきりと実感できた。
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