日本畜産史の謎

2015/1/29 | 投稿者: 鹿苑院

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ヨーロッパのおとぎ話によく登場するロバ。東洋でもポピュラーなもので中国では古くから飼育されている。吉川英治の「三国志」では初期の劉備はロバに乗っていた。

にも関わらず、中国から多大な影響を受けてきた日本ではロバがまったく普及しなかった。日本書紀に伝来した記録があるから大陸からもたらされなかったわけではない。飼育しづらいわけでもない。むしろ熱さ寒さに強く、餌は少なくてよく、力は強いので家畜としてはもってこいと言える。ロバが日本で居場所を得なかったのは「日本畜産史の謎」とすら言われている。

なお西洋ではロバは愚か者というイメージを与えられていることが多いようだ。イスラム社会でも異教徒を迫害する時には「ロバ以外の動物に乗ってはいけない」とまるでロバを蔑視している。記憶力に優れる賢い動物なのに不当に可哀想な扱いである。
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