萩の七化け

2014/12/17 | 投稿者: 鹿苑院

妹が湯呑にハイターをかけてくれたのできれいに真っ白になった。この湯呑はマグカップなどにありがちな白くてツルツルで漫画が描かれている、おそらくは磁器なのでハイターをかけても何の問題も無いが、コーヒーカップに母がハイターをかけた時は参った。赤志野の陶肌がピンク色になってしまったが、文句を言わず使い続けていたらコーヒーやお茶の色素でまた元のような色に戻った(!)。赤に復活したという意味で「とうしょうへい(漢字にすると文字化けする)」と銘を付けようかと思ったが風雅でないのでやめた(笑)。

最近はどこのご家庭でも和陶に馴染みが無くなって、茶渋を邪魔なものとしか見れない傾向が強いようだ。
萩焼などは、土の粒子が荒いのか新品のうちは水が漏る。我慢して使い続けているうちに茶渋が粒子の隙間を埋め、漏らない器になる。無論茶渋は無色透明ではないので見た目は様変わりするが、これを景色として楽しむ。茶人が喜ぶ「萩の七化け」とはこのことである。

それにしてもなぜオレは学会で山口に行った時に萩焼を買って来なかったのだろう(答え:その時はまだ焼物にさほど興味が無かった上に、長州藩は敵方で云々などとつまらない事を気にしていたから)。
もしあの時のオレに頼めるなら野点用の小さな茶碗を買ってきてほしい。
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