黒ネコと黒うさぎ

2013/4/19 | 投稿者: 鹿苑院

プロレススーパースター列伝の中で、力道山が猪木に語った台詞がある。強いレスラーには二通りのタイプがある。天性の恵まれた体格で敵を圧倒するタイプと、体格には恵まれないが努力と根性で逆境を撥ね返すタイプで、前者がジャイアント馬場、後者がアントニオ猪木だという。

馬場と猪木がかつてBI砲というタッグを組んでいたように、やまとなでしこというタッグがあった。BI砲によく似ている。堀江由衣(以下ほっちゃん)がジャイアント馬場なら田村ゆかり(以下ゆかりん)はアントニオ猪木といえる。

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ほっちゃんはあのルックスだから、昔も今もスーパーエリートである。オーディションで見たM社長(多くの人はもう彼の存在を忘れたいと思うが…)は「あの時は堀江だけ1cmばかり宙に浮かんでいるように見えた」と語っているし、デビュー前なのに声優雑誌の表紙に抜擢されたりもしている。話題の作品のメインヒロイン役を次々任され、StarChildでは誰が見ても当時の天下人・林原めぐみさんの後継者の位置にいた。類稀ないほどの恵まれた位置からの順当な成功と言っていい。

ゆかりんはそうではなかった。一度は福岡の一般企業に就職しながら声優の養成所に通い、課程終了するもデビューはできず。そのため上京してもう一度日本ナレーション演技研究所に入り直したのだが、一般生としての入学だった。日ナレには特待生と一般生があり、当時はこの両者の間には絶対的な壁があって一般生はまずプロにはなれないものだったらしい(ほっちゃんは無論特待生である)。
しかしよほど努力したのだろう、不可能と思われたプロデビューをゆかりんは果たす。ただし妬まれてこの頃に猛烈ないじめに合ったが。

やまとなでしこが結成された時、ゆかりんはほっちゃんの添え物としか思わなかった人も少なくないのではなかろうか。今、ゆかり王国とすら呼ばれる支持率から見れば隔世の感がある。猪木が始めた新日本プロレスが最大の団体になったのによく似ている。まあそこいくとオレは全日本プロレスのファンでジャイアント馬場のNWAタイトルマッチに熱狂していることになるが。
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