保守と革新、いずれが難きや?

2013/2/24 | 投稿者: 鹿苑院

茶道を始めようと思っている──と言うと、「表千家? 裏千家?」と聞かれる。おいおい、確かにその2つがメジャーだけど、その2つしかないわけじゃないだろ。小堀遠州ゆかりの遠州流なんかもすごく魅力があるぜ? ルー大柴さんも遠州流の準師範なんだから。メジャーばっかりに目を向けてるんじゃねえよオマエら。
…とまあここまで言っておいて表千家なんですが(爆)。

裏千家の方が教室・門人の数が多く繁盛している。表は三井がパトロンにいたのだが裏にはそれが無かったため営業努力をせざるを得ず、それがむしろ幸いした。
教室の雰囲気は結局は教えてくれる先生の性格に最も左右されるので、表だからどうの裏だからどうのとは一概には言えないのだけど、傾向としては表は利休居士以来の茶道から変えていないのに対して、裏は新しいことに挑戦する流派らしく、ルイ・ヴィトンに茶道具を作らせたりもしている。

本願寺に似ているなと思った。西本願寺は昔ながらの教学を保存しているのに対して、東本願寺は西洋哲学の観点から浄土真宗を解剖し、斬新な説法をする。
プロレスにも似ている。力道山以来の純プロレスの全日本と、異種格闘技にも積極的な新日本(馬場、猪木の時代の話ね)。

分裂は良くないことと思われがちだが、こういう図式は案外上手く出来ているのではないかと思う。時代に合わせて変化することによって新しいファンを掴み、発展していくことができるのだけど、原形を失ってしまうのは恐ろしい。こういう形で保守と革新の2派に分かれていれば、双方が安心してやっていけるのではないか。原形を守ってくれる者がいるから安心して革新を打ち出せるし、革新によって発展させてくれる者がいるから安心して原形を守っていられる。

入門は4月まで待たねばならないらしい。待ち遠しいが、「へうげもの」でも読んで我慢してよう。…これ本当に面白いんだよなぁ。
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