仙台侯のカルテ

2012/3/2 | 投稿者: 鹿苑院

昭和49年に伊達政宗の墓の発掘調査が行われた。かくしゃくとした油断ならない不良老人(むろん愛情を込めてこう呼んでいる)というイメージがあるが、歯周病によって上顎の左右の犬歯のみを残して歯は全部抜け落ちていたという。
上顎犬歯というのはもっとも長持ちする歯なので、なるほど最後に残るとしたらそれである。逆に言えばそれしか残っていないというのはかなり重度の歯周病らしいと実際の骨を見なくても予想が付く。

もっとも、そのように左右対称の位置の歯が残っているという場合は、入れ歯は作りやすい。同時代の徳川家康も入れ歯を愛用していたので、政宗も使っていたのではないかと思える。ちなみにその時代の入れ歯は木製である。歯科医や歯科技工士ではなく、仏師(仏像彫刻職人)がそれを作った。


不良老人の肖像画。
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