焚焼仙経帰楽邦

2011/10/25 | 投稿者: 鹿苑院

曇鸞大師は最初は仙人に弟子入りし、不老長寿の方法が記された仙経を授けられたものらしい。これを手に入れた喜びの中、洛陽に立ち寄り菩提流支三蔵に

「こんなん貰っちゃいましたよ。いいでしょ?」
と自慢したところ、菩提流支三蔵は
「不老長寿の法なんてあるわけねーだろ! つまらんもん貰って喜ぶんじゃねーよ、ペッ!!」
と酷評したらしい。ちなみに「ペッ!!」とツバを吐いたのはオレの創作ではなく、曇鸞大師の事跡を記したどんな書物にでも載っている史実である。

「そんなもんよりこれを読め」
と手渡されたのが『観無量寿経』で、これを読んだ曇鸞大師は確かに不老長寿の仙経の馬鹿馬鹿しさに気付き、これを焼き捨ててしまったという。その後は『観無量寿経』を中心に浄土教の研究に励み、山西の地に念仏を広めた。この曇鸞大師を浄土七祖の3人目とする。親鸞聖人の「鸞」の字はこの曇鸞大師にあやかったものである。

ちなみにもしナメック星の最長老に菩提流支三蔵ほどの気骨があったら、宇宙最強の極悪人が「私はあなたたちのドラゴンボールを集めているフリーザという者です」と不老不死の夢を語っても「不老不死なんてあるか! これ読んで出直せ!!」と観無量寿経を手渡しただろう。そしてフリーザは浄土教の偉大な高僧になっただろう。
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