不純のすすめ

2008/2/20 | 投稿者: 鹿野苑

「純粋」というのは一般的には良いイメージの言葉だが、私は必ずしもそうは思わない。

赤穂の塩が何故美味いか?アミノ酸などの不純物が複雑な味わいを醸し出すからだ。JTも食塩を売っているが、あれはほぼ100%塩化ナトリウムだ。だからしょっぱいだけ。世界中で塩化ナトリウムの固まりを塩の代用品にさせられているのは日本だけだ。
水も純水を飲むのはつまらない。微量に溶けている金属イオン(ミネラル)がある方が体に良い。
ある種の薬草は有効成分は特定されているがそれのみを単離すると何故か薬効がなくなる。

人間もそれと同じではなかろうか。純粋なばかりでは深みを欠く危険性がある。だから私は上杉謙信よりも武田信玄や徳川家康の方により強い魅力を感じる。純粋一辺倒よりも清濁併せ呑む器の大きさ……それを持てたら私も立派なもんなのだが。
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2008/2/21  0:10

投稿者:鹿野苑

素晴らしい例え話を出してくださり感激です。
我が浄土真宗は人間をその弱さも醜さも包括して認める、肯定とまで言わないけど仕方ないものとして許す教えです。やっぱり深みを与える上での不純物は人間にはあっていいと思います。不純物全般を無条件に許容しようというのも私がここで言う「悪い意味で純粋な」思想ですけどね。

2008/2/20  23:18

投稿者:Uホーク

小学生の頃「ルリ王子の怒り」というアニメを見たことがありますが・・。
 お釈迦様がルリ王子に会った時のこと。アーナンダは「気持ちが真っ直ぐな、爽やかな方だ」と言ったら、お釈迦様曰く
「真っ直ぐな木は折れやすい。・・それに気性も激し過ぎる。あの王子に、何か悪いことが起こらねばよいが・・」
 しかしお釈迦様の不安通り、ルリ王子は釈迦族の国で様々な仕打ちを受けたことに腹を立て、怒りのままに釈迦族を滅ぼしてしまったのでした。お釈迦様が「ルリ王子に罪を犯させてはならん」と止めたにも関わらず・・。

 これを見た時小学生だったので、深い意味が分かったのはそれから大分経ってからでした。
 今でもこの話が問いかけているものを考えることがあります。

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