2020/2/11 | 投稿者: 鹿苑院

読者諸賢には目にタコができる話かもしれないが、僕の苗字は箱根・小田原地域にルーツがあることは確実である。
ただし少なくとも江戸期には奥美濃にいた。いつ、どういう経緯でその長距離の移住をしたのかがずっと疑問だった。
奥美濃にいる同姓の親戚の菩提寺を訪ね、そこにある寺の由緒を記した石版を読んだところ、箱根と奥美濃の繋がりを発見した。上の疑問に答えるかなり有力な説と思われる。

親鸞聖人が越後への流刑とそれに続く関東での伝導を終え、京へ帰る旅路でのこと。箱根権現にしばらく滞在なされたのだが、嘉念坊善俊という僧がその教えを聴いて弟子入りし、以後の旅の供をした。
その後、善俊は親鸞聖人より濃北の教化を任された。奥美濃・飛騨の真宗はすべて善俊を祖とする。

善俊は後鳥羽上皇の皇子である。相応の身分だから付き従う家来もいただろう。我が先祖はその一人であり、善俊に従って奥美濃にやってきた者と考えればすべて辻褄が合う。

後鳥羽上皇は承元の法難の張本人であり、親鸞聖人にとっては恨みのある人物のはずである。その息子を弟子として温かく迎えた聖人の寛い心、父の所業とは別に偏見なく正しい教えを聴き帰依した善俊の道心、いずれも敬服すべきである。
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2020/2/9 | 投稿者: 鹿苑院

辮髪は北方騎馬民族の風習である。蒙古風、契丹風、満洲風…といろいろあるが、一般に辮髪と言われて思い浮かべるのは満洲風。満洲族たる清王朝が漢族にもこの髪型を強制し、それが長く続いて「中国人の髪型」としてのイメージが出来上がったためだ。
初期には漢族も辮髪の強制に抵抗して清朝から弾圧を受けたりしていたが、馴染むとむしろ辮髪にしていない朝鮮人を蛮族呼ばわりするようになった。

「なんでわざわざあんな奇妙な髪型に?」と誰もが思うが、日本人だって明治以前は月代を剃り髷を結っていた。
広い範囲の髪を剃り、残った毛を結ぶという意味では同じであり、もしかすると月代・髷は辮髪の風習が日本に伝わって独自の進化を遂げたものかもしれない。

なお、月代は元々は剃るのではなく毛抜きで一本一本抜いていたのだが、その痛さに辟易した織田信長が剃刀で剃る事を始めたものらしい。少なくとも月代の風習は平安末期にはあった事が確認できるが、その程度の事ぐらいなぜ信長に至るまで誰も思いつかなかったのだろう。
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2020/2/6 | 投稿者: 鹿苑院

2月というと、小学校ではそろそろ卒業式のエンドレス練習が始まる頃だろうか。小学校ではいろいろと馬鹿馬鹿しいことがあったが、卒業式の練習はその中でもかなり上位に来る。

「卒業生への呼びかけ」と称する茶番では『かばんを持ってあげようかと優しく声をかけてくださった6年生のお兄さん、お姉さん』という一切記憶にない捏造話を毎年斉唱させられるのだが、今になって考えると子供に大声で嘘を唱えさせるというのは毛沢東・金日成のやり方そのものであり、日教組はやはり共産党なのだという事に思い至る。

中学・高校は僕にとって概ね楽しく、学校が好きだったが、卒業式の練習が意外にあっさりしていたこともあの学校が好きなポイントの一つでもあった。
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2020/1/23 | 投稿者: 鹿苑院

子供の頃の印象というのは鮮烈なもので、僕にとって中日ドラゴンズの監督といえば星野仙一と高木守道しか浮かばない。だいぶ遅れて三番目に落合博満という名前が出てくるが星野・高木に遠く及ばない。その星野仙一が亡くなり、今また高木守道が世を去った。

僕が最初に野球を真剣に見たのはあの10・8決戦である。ドラゴンズが優勝すればこの地方のお店が安売りセールをやるんだと母に聞かされたから、それが動機であまりルールを知らない野球を見、負けてセールを逃した事が母のために悔しかった(まあスーパーというのは口実さえあればセールをやりたいもので、2位でも結局はやるものだという事を知ったのは随分後である)。その10・8決戦でドラゴンズの指揮を執ったのが高木監督だった。
翌シーズンからは僕は熱心な野球ファンになり、あのひっかき事件で高木監督が退場になったのが彼を監督として見た最後である。

つまり僕は第一次高木政権しか知らない。今まで何度も書いている事情で僕はドラゴンズファンをやめているので、ジョイナスと揶揄された第二次政権については見ていなかったしよく知らない。
漏れ聞く評判によるとこの第二次政権で高木監督は男を下げたようなので、少年時代の思い出にケチを付けないためには見なくて正解だったのかもしれない。

長引く低迷でドラゴンズが身売りされるかもしれないという噂がちらほら聞こえてくるが、僕と同じ理由で中日新聞社に愛想を尽かしたドラゴンズファンにはそれを望む者がTwitter界隈に意外と多い。もちろん新しい親会社も反日企業だったり創価系企業だったら話にならないが、そうでなければ僕もドラゴンズファンに戻ってもいい。ちょっと考えてみて、この地方の企業で可能性がありそうなのは名古屋鉄道株式会社だが、さて……?
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2020/1/23 | 投稿者: 鹿苑院

経団連が「日本型雇用の見直し」という寝言をほざいていたのでウンザリさせられた。この季節になると毎年同じことを言っているので、ヤツらが何も考えておらずに例年と同じルーティンを繰り返しているだけなのは明白だが、それにしてもまだそんなことを言っているのは本当に連中の頭は空っぽなのだろう。

「日本型雇用の見直し」とは要するに、年功序列と終身雇用をやめて成果主義・実力主義にしようという意味だが、まずとっくのとうに日本はそうなっている。今さらそれを目標として掲げているのがツッコミポイントの第一。
そしてそうなった結果、日本は未曽有の不景気に見舞われているのにその間違いにまだ気付いていないのがツッコミポイントの第二。

いかに現時点では勝ち組にいられるスキルを持った人間でも、恐ろしいほど次から次に世の中に新しい横文字が溢れ、目まぐるしく変わっていく社会で今後何十年も自分のスキルが時代遅れになることなく通用し続ける自信を持てる人間などいない。

バブルを謳歌してきた老人たちは、やれ少子化だ、若者のマイホーム離れだとわめいているが、終身雇用が崩壊して将来がどうなるか分からないのに何十年ものローンを組んで家を買い、子育てをしようとする馬鹿もないであろう。景気回復には経団連の考えている事とは正反対の、「日本型雇用の復活」が特効薬なのはちょっと考えれば分かる。
一握りの勝ち組しか家や高級車などの高い物を買えないからカネの流れは滞り、不景気になる。不景気になればますます世の中の競争は厳しくなり、ボーダーラインが上がれば今は勝ち組の人間でも負け組に転落する。こうして皆が貧乏になっていく。Fuck you 実力主義。ちなみに70年代の若者なら共産主義に救いを見出したかもしれないが、あれがとんでもないまやかしなのはもう誰でも知っている。


子供の頃、日本はこれから年功序列を廃して実力主義になっていくと聞いた時、素晴らしい事ではないかと思った。自分はもちろん有能な側に違いないという子供ならではの根拠のない自信──美化するなら「無限の未来への期待」と言うこともできる──に溢れていたからだ。
大人になって、社会はそう甘いものではなく簡単に勝ち組にはなれない事を痛感した時、実力主義とはいかに厳しいものか分かった。弱者は強者の食い物になるしかなく、自由競争とはいえそのスタート地点は生まれつき不平等である。そういう冷たい社会を歓迎したつもりはない。
「封建的」というと人はあまり良いイメージを持たないが、決められた身分の中でなら競争にさらされることなく大過なく生きていける封建制は実は人に優しいシステムだったのではないか。
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2020/1/12 | 投稿者: 鹿苑院

2022年の大河ドラマが三谷幸喜脚本で主人公は北条義時と聞いて秘かに嬉しがった。マイナージャンルなので三谷幸喜のネームバリューを以てしても視聴率は苦戦するかもしれないが、そのテーマを選んでくれただけで僕としては嬉しい。

多分に僕は日本史というものを「西の公家vs東の武家」という構図で俯瞰しており、一も二もなく東国武家の贔屓である。
大河ドラマに源頼朝は何度も登場しているが、その活躍はほとんどが対平家を描かれており、彼がいかに京の朝廷・院と渡り合って武家政権を確立したかにはあまりスポットが当てられていない。
北条義時こそは、頼朝が始めた武家政治を、冷戦ではなくはっきりとした闘争の形で盤石にした英雄であり、もっともっと知名度も評価も高くていい人物である。
軍人として強かったばかりでなく政治家としても優秀であり、僕と真逆の思想(つまり西の公家贔屓)の北畠親房ですら「神皇正統記」の中で異例にも義時と泰時については絶賛しているほどだ。

僕のマイナーかつマニアックなイデオロギーから言わせてもらえばまさにどストライクなテーマであり、是非にも見たい。
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2020/1/5 | 投稿者: 鹿苑院

昨日見てきた。「男はつらいよ」シリーズは何度も見ているが映画館で見るのは初めてだから、制作が発表されてからずっと楽しみにしていた。

きっとあの懐かしい寅さんの唄声が聞こえてきたら涙を抑えられなくなるんだろうなと思っていたが、流れてきたのは寅さんのコスプレをした桑田佳祐の唄声。そりゃあ彼は当代随一の歌手には違いないし、それほどの大物がこれほどの大作映画に臨むのだから並々ならぬ気合なことはわかるのだが、言うちゃ悪いけど俺は桑田の物真似を見たかったわけではない。映画本編にも桑田は一切出てこないので彼が歌わねばならぬ必然性はまったく無い。桑田ほどの大物を動かしたのならギャラも安くないはずだが、それだけの金を払って誰が喜ぶとも思えない抜擢をしてどうするのだろう。蛇足の見本のようなものである。

現代の技術で遺された寅さんの映像を使って、新しく撮りおろしたドラマの中に寅さんを参加させるのかと思っていたらそうではなかった。基本的に寅さんは回想という形での登場である。
ほぼ満男が主人公の現代劇であり、寅さんは時折満男を見守るように霊のような形で現れる。ただし劇中で寅さんの生死については敢えて語られない。法事のシーンでおいちゃん、おばちゃんの写真が仏壇に飾ってあったことでその2人が故人なのはわかるが、寅さんの写真はなかった。これについては見る側の解釈に任せるという意図だろう。

期待していた作品とは違う。しかし、寅さんを見てきた者としてはやはり見ておくべき作品なのは間違いないし、見に行って良かったと思う。
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2020/1/1 | 投稿者: 鹿苑院

明けましておめでとうございます。

第二次東京オリンピックの年。それをきっかけに日本の景気が好転してくれるかもしれないのであまり期待せずに待ちたいと思う。
あと、西暦で上2桁と下2桁が同じというのは101年に一回しかないわけで、そういう意味でも貴重な気がする。だからどうしたと言われたらそれまでのことだが。

自分の干支である子年。ともかく良い年にしたいものです。
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2019/12/30 | 投稿者: 鹿苑院

家康公には八の字薬という秘蔵の薬があったという。ポピュラーな漢方薬である八味地黄丸をベースに独自のアレンジを加えたものだ。

神君が八の字なら僕は五の字、と洒落込みたい。すなわちこれである。

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昭和レトロなデザインの箱に大書された「5」が揺るぎない存在感を示している。そういえば徳川軍の伝令兵は「五」の旗を差していた。

キヨーレオピンは使うのをやめるとその効果がよくわかると言われることが多いが、その通りだった。無いと疲れが強い。他の物も試してみたがやっぱりレオピンほどの効果を実感できる物はなかった。
今まではレオピンネオを愛用していたけど、今回はちょっと浮気する気になってファイブを買ってみたというわけ。ネオより高いので継続するかは様子を見て決めたい。
福山雅治がライブツアー中に愛用しているのがこのレオピンファイブというのは余談。
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2019/12/30 | 投稿者: 鹿苑院

次の大河ドラマは明智光秀らしい、という噂は5年以上前から聞いていたと思う。そうではないという発表が何度も続いて、どうやらあれはガセネタだったのかと思った頃に今回の実現である。おそらくNHKで長年温めていたとっておきの企画なのではないか。

噂の段階では主演は嵐の二宮と聞いていたがこれはフタを開けてみたら違った。嵐が解散を発表した事と関係があるのは間違いないだろうし、ジャニーさんが亡くなった事とも関連があるかもしれない。

キャストといえば、沢尻エリカの降板は現場の制作スタッフには気の毒だが良かったのではないかと思う。沢尻では帰蝶のイメージに対して品が無さすぎる。
川口春奈についてはよく知らなかったが、発表されて写真を見て「これは良いんじゃないか!」と思った。明るく健康的な感じが前半生の帰蝶に似合っている。

あとは信長役が染谷翔太というのは現時点ではどう考えてもおかしいんじゃないかと思う。染谷翔太は横に長い顔のイメージで、面長な信長とはまったく違う。
ただ、NHK大河の制作班は凄いもので、なんだかんだ衣装やメイクでそれらしくしてしまう技術には定評があるので、数回見たら慣れるかもしれない。慣れたくないという気持ちもちょっとあるが。

そして沢尻降板による撮り直しで初回放送が2週間遅れることについて、ネット上ではさっそく「麒麟が来ない」と囁かれている。世の中巧い事を言う人がいるものである。
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