2019/10/12 | 投稿者: 鹿苑院

テレビで観ていたCSで、巨人の今の四番打者が岡本和真という選手だと知った。初めて聞いた名前である。

長嶋、王は言うに及ばず、原、落合、清原、松井などの巨人軍歴代四番打者は「野球を知らない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるスター選手」ではなかったか。
言っては悪いが、「岡本和真知ってる?」と聞いて「ああ、巨人の四番ね」と答えられる人はよほど積極的にプロ野球を観ている人に限られるのではないか。

もっとも、これを岡本選手の責任にするのは酷だろう。野球が他の追随を許さない唯一無二のコンテンツではなくなったという、いわば環境のせいで、それは野球以外のものを好きな人でも多様性が認められるようになったという意味で好ましいことでもあるのだ。
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2019/10/10 | 投稿者: 鹿苑院

死後に神格化されてからは篤い信仰を集めているが生前何をしていたかはあまり知られていない人物というのが歴史の中にはわりといる。聖徳太子もそうだし菅原道真もそうだ。

NHKの番組で菅原道真の特集がやっていたので見ていたら、尊崇しているはずの自分がいかに生前の菅公を知らなかったのか痛感した。
讃岐の国司になって赴任していたということも知らなかったし、そこで困窮する民衆を見て「寒草十首」という痛烈な政治批判の漢詩を作り朝廷に提出したということには感動した。

平将門は菅原道真の生まれ変わりということがよく言われるが、菅公が文をもって朝廷を諫めたのなら平新皇は武をもって朝廷を諫めたということが言える。流れるスピリットは同じであり、まさしく生まれ変わりと言っていいであろう(余談ながらもう一度生まれ変わって太田道灌になったとも言われる)。
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2019/10/6 | 投稿者: 鹿苑院

アブドーラ・ザ・ブッチャーの自伝。意外だったのはブッチャーがイスラム教徒ではなくキリスト教徒だという事。
ブッチャーは守銭奴だとさんざん言われているが、その評判に違わぬギャラへの執着がむしろプロフェッショナルを感じて僕には好感が持てた。

伊東潤著「吹けよ風 呼べよ嵐」と並べてみるというわかる人にはわかるギャグ。

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2019/10/1 | 投稿者: 鹿苑院

久々に草野球の試合に1試合だけ参加してきた。行く前には楽しみで楽しみで仕方なかったのだが、いざ行ってみると最初のキャッチボールが一番楽しかったぐらいで、試合自体はあんまり楽しいものではなかった。
「キャッチボールはやりたいが野球まではもうやりたいとは思えない」というここ最近常々言っていた事が偽らざる自分の気持ちだと再確認できた。
大学時代に入っていたチームは雰囲気が良く楽しかったので、あれを超えるチームに巡り合えないということもある。

昨日の試合では守備についていると「飛んでくるなよ」と祈るような気持ちになったし、もっと言えば「早く喫茶店で歴史小説読みてえ」なんてことすら思っていた。
打撃も2打席立ったがまったくかすりもしない。なんでみんなあんなにポコポコ打てるの?

上手ければこんなに楽しいことはないだろうが、三振ばかりでは楽しくはならない。
あと、僕だけかもしれないが意外とやっている当人は何点vs何点なのか、今ストライク、ボール、アウトがいくつなのかということが把握しづらい。テレビ中継だとそれは一目瞭然なのだが。

さらに言うと、「野球は団体競技だが草野球は個人競技である」と書いた本を読んだことがあるがまさしくその通りで、チームが負けても自分が気持ちよくヒットを打てれば満足するしその逆も然りである。
で、その打順にせよ守備機会にせよそう頻繁に回ってくるものではなく、回ってきたからといって成功するとも限らないと考えると、これを朝5時に起きてまでやるのはコスパが悪すぎではないか。

…というわけで、今後は野球がやりたくなったらこの問題をすべて解決してくれるパワプロをやることにしよう。
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2019/10/1 | 投稿者: 鹿苑院

妻の手からすっぽ抜けたニンテンドースイッチのジョイコンがPCの画面を直撃。液晶が割れるというかなりのショックな出来事があった。幸いにして被害があったのは液晶だけでデータはまったく無事だったので、2万円弱での液晶交換だけで済んだ。
別にスマホからでもこのブログの更新はできるが、なんとなくそういう事情で9月の更新はたったの1回だけというワースト記録を樹立してしまった。
また今月からぼちぼちやります。
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2019/9/22 | 投稿者: 鹿苑院

長らく歴史学会でも謎だった大塔宮護良親王の読み方問題。
大雑把に言うと、戦前の教育を受けた年配世代は「だいとうのみやもりながしんのう」と読み、比較的若い世代は「おおとうのみやもりよししんのう」と読むことが多い。鎌倉倒幕の立役者という重要な人物でありながらどう読むのかすらわかっていなかった。

この問題、とうとう決着が着いた。「応答宮」と当て字された当時の文書が見付かったからだ。これでは「だいとうのみや」と読むことは不可能である。よって「おおとうのみや」に決定。

なお、「だいとうのみや」と「もりながしんのう」、「おおとうのみや」と「もりよししんのう」はセットのようなもので、「だいとうのみやもりよししんのう」とか「おおとうのみやもりながしんのう」と言うことはほぼ無い。
従って、「おおとうのみや」が確定なら「もりよししんのう」も芋づる式に確定と考えてよろしい。
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2019/8/29 | 投稿者: 鹿苑院

独身時代の末期からちびちびと作っていた大坂城のプラモが完成した。


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形はまったく改造していないのだが、色が現存する大阪城とは違うことがわかるだろう。
豊臣家の大坂城は大坂の陣で落城した後、徳川家によって石垣に至るまですべて埋め立てられ、その上に新たな石垣を築いて徳川大坂城が造られた。その徳川大坂城が鳥羽伏見の戦いの後、幕臣の手によって焼かれ、残った石垣の上に昭和になってから鉄筋コンクリートで再建されたのが現在の大阪城である。

昭和大阪城は徳川家の石垣の上に豊臣家の天守閣のレプリカというちぐはぐな形なのだが、昭和初期の時代考証は甘かったのか、惜しいかな色が豊臣時代とは違う。
昭和大阪城は白壁に緑青の屋根だが、豊臣大坂城は漆塗りの黒い城である。今回、その黒い豊臣大坂城を再現したいというコンセプトで作った。色を変えるだけでどこまで豊臣大坂城のイメージに近づくかという実験でもあった。まあ手前味噌だがなかなか見栄えのするものができたんじゃないかと思う。

童友社のJOYJOYコレクション大阪城はロングセラー商品といえば聞こえがいいが、古い金型をずっと使っているのでパーツの合いは悪い。今回の作品も近くで見れば隙間だらけなので、パテで埋める技術の持ち主か細かいことは気にしない精神の持ち主でないと手を出してはいけない(笑)。
黒塗りはむろんのこと、屋根の縁取りに使った金色が良い味を出してくれた。これがあると輪郭がグッと引き締まり、豪華な大坂城の雰囲気が出てくる。ドライブラシでわざと屋根を埃っぽくしてリアルさを出すのはもはや僕のプラモ作りの常套手段になってきた。
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2019/8/23 | 投稿者: 鹿苑院

少し前のことになるが、「世界ふしぎ発見」でノルウェーの特集をした時、スタジオにノルウェーサーモンの寿司が運ばれてきて試食と相成った。ゲスト解答者の中条あやみが「自分はイギリス人とのハーフなので食卓に生の魚が上がったことがなく、そのままでは食べられない」と言うので一人だけ炙りサーモンの寿司を食べていた。

敢えて言わせてもらうと、イギリス人とのハーフ云々はたぶん関係ない。純日本人でも若い世代では刺身を食えない子が近頃は多い。少なくとも10数人しかいない僕の勤務先の歯科助手でも知る限り2人いるし、刺身どころか魚全般がダメだという子もいる。婚活をしていても刺身が食えないという女性は別に珍しいものではなかった。むろん彼女らは全員純日本人である。ちなみに僕の妻も大学生になるまでは刺身がダメだったというし、そのお母さんは今でもダメらしい。

世界がサシミ・スシの美味さに気がついた結果、マグロが乱獲されて絶滅が危惧されているのに、その本場たる日本では刺身を食えない人が増えているのはなんとも皮肉な話である。

ちなみにこの前、寿退職するスタッフの送別会をやったが、隣に座った歯科衛生士は野菜もかなりの物が食えない子だった。もう、知るもんか!
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2019/8/11 | 投稿者: 鹿苑院

……というのが堀江由衣さんの食べ方だという。以前にラジオで力説していたが、この醤油はポン酢や酢醤油であってはならず、あくまでもシンプルな醤油でなければならぬ。

結婚してみてカルチャーショックだったことの一つは、無類の生姜好きの妻が「チューブの生姜なんて買ったことない」と言い出したことである。実家が農家だから庭で穫れるというのがその理由。おかげで我が家の冷蔵庫には常時まるのままの生姜(これはスーパーで買った物だが)が入っていて、必要な時だけすりおろしたり刻んだりして使っている。
ハウスさんやS&Bさんには悪いが、生姜だけはどうしても本物をすりおろした物とチューブではその鮮烈さの違いが如何ともしがたい。

余談だが、在位50年&子供55人の元気な記録を持つ徳川家斉の好物は生姜であったという。生姜農家には生姜さえ納めれば他の租税は免除していたほどだ。
次代の家慶は父とは不仲だったが(家斉が日蓮宗、家慶が浄土宗という犬猿の仲と言っていい宗派同士を信仰していたため)、生姜好きだけは気が合っていた。天保の改革で将軍家も経費節約と相成り、御膳に登る生姜がなくなったことに家慶は憤慨したという。

……。

さて、餃子は昨日の残りが冷蔵庫にあった。おろし金で生姜をすりおろし、醤油で食べてみたところ、これは美味いと膝を打った。本当に美味いから皆様も試してみてほしい。
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2019/8/11 | 投稿者: 鹿苑院

慰安婦少女像、昭和天皇の写真を焼き踏みつける、特攻隊を「馬鹿な日本人」……。
当然のごとく抗議が殺到して展示中止になったことは愛知県および東海地方のみならず全国ニュースにもなっている。

各マスコミの態度がこの件ほど露骨なのも珍しい。
テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」では左派の論客だけを呼んで全力で擁護していた。右派の論者も呼んで討論させなければ公平ではないが、左派しか呼ばずに大同小異の意見ばかりを銘々が唱えているのを放送する、結論ありきの汚いやり方だ。

朝日新聞の社説はこうである。以下に引用する。


人々が意見をぶつけ合い、社会をより良いものにしていく。その営みを根底で支える「表現の自由」が大きく傷つけられた。深刻な事態である。国際芸術祭あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」が、開幕直後に中止に追い込まれた。

過去に公的施設などで展示が許されなかった作品を集め、表現行為について考えを深めようという展示だった。芸術祭として個々の作品への賛意を示すものではなかったが、慰安婦に着想を得た少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像に抗議が殺到した。放火の予告まであったという。もはや犯罪だ。警察は問題の重大さを認識し、捜査を尽くさねばならない。

気に入らない言論や作品に対し、表現者にとどまらず周囲にまで攻撃の矛先を向け、封殺しようとする動きが近年相次ぐ。今回はさらに、政治家による露骨な介入が加わった。芸術祭実行委の会長代行を務める河村たかし名古屋市長が、「日本国民の心を踏みにじる」などと展示の中止を求め、関係者に謝罪を迫ったのだ。

市長が独自の考えに基づいて作品の是非を判断し、圧力を加える。それは権力の乱用に他ならない。憲法が表現の自由を保障している趣旨を理解しない行いで、到底正当化できない。菅官房長官や柴山昌彦文部科学相も、芸術祭への助成の見直しを示唆する発言をした。共通するのは「公的施設を使い、公金を受け取るのであれば、行政の意に沿わぬ表現をするべきではない」という発想である。

明らかな間違いだ。税金は今の政治や社会のあり方に疑問を抱いている人も納める。そうした層も含む様々なニーズをくみ取り、社会の土台を整備・運営するために使われるものだ。まして問題とされたのは、多数決で当否を論じることのできない表現活動である。行政には、選任した芸術監督の裁量に判断を委ね、多様性を保障することに最大限の配慮をすることが求められる。その逆をゆく市長らの言動は、萎縮を招き、社会の活力を失わせるだけだ。

主催者側にも顧みるべき点があるだろう。予想される抗議活動への備えは十分だったか。中止に至るまでの経緯や関係者への説明に不備はなかったか。丁寧に検証して、今後への教訓とすることが欠かせない。一連の事態は、社会がまさに「不自由」で息苦しい状態になってきていることを、目に見える形で突きつけた。病理に向き合い、表現の自由を抑圧するような動きには異を唱え続ける。そうすることで同様の事態を繰り返させない力としたい。



引用終わり。

この二枚舌はどうであろう。日本人が韓国を批判することに対してはヘイトスピーチを法で規制しろとあれほど書いていたくせにである。

だいたい、「表現の不自由展」と名乗り、過去に展示が許可されなかった物を集めて、言論と表現の自由が脅かされているのではないかという危機意識を訴えるというのなら、あらゆる理由で展示が許可されなかった物を集めるべきである。それには猥褻、グロ、残酷などいろいろあるはずだが、なぜ反日的過ぎて展示できなかった物ばかり扱うのか。それでは反日展だと思われて当然だろう。


なお、産経新聞はこの芸術監督・津田大介氏をこう評している。


津田氏は「ジャーナリスト」という肩書きを使っているが、やめていただきたい。ジャーナリストは、世の中の出来事や問題点を報道・論評する職業で、自ら騒ぎを起こす商売ではない。これからは「左系運動家」と名乗られるのが、よろしかろう。


まったく同感である。
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