「エヴァで多くの人が気付いていないこと その12.5」
日々雑記
さて、今回は
『エヴァで多くの人が気付いていないこと その12』に関連するような気がするような話をちょこっとだけ書きたいと思います。
まぁ、
そんな大層な話では無いってことで、外伝的に
『その12.5』として御送りします。
・・・
んで、今回話題にしたいのは、シンエヴァの全ての撮影・編集作業が終了したことについて↓
毎回かなりギリギリまで作っているイメージだったので、1か月以上前に完成するってのはかなり余裕を持った完成じゃないでしょうか。
Twitterにも、関係者の喜びや安堵の声が溢れていましたね〜♪
・・・そんな中、
副監督の谷田部透湖氏から
DATの写真投稿↓がありました。
まぁ、エヴァのS-DATを意味しているんだとは思うのですが、このDATの写真を見たとき、なーんか
違和感があったんですよね。
(※SONYが実際に発売したのはDATで、エヴァの世界では架空の商品であるS-DATとして描かれている。つーか、区別して書くの面倒くさいので以下では便宜的にDATのこともS-DATと呼ぶんでそこんとこヨロシク)
確かにね、エヴァのTV版・旧劇場版・新劇場版には
S-DATが何度となく登場しており↓重要なアイテムなのは間違い無いんですけれど・・・
※GoogleでS-DATに関して画像検索した結果

・・・でもね、だからといってこのS-DATが物語の最後を締め括るシンボルと言われると、
何かちょっと違うんじゃね?って感じたんですよ。
しかも、
ネタバレ厳禁の箝口令が出ているはずの中で副監督自らが公開した情報となると、何らかの重要な意図が込められている可能性だってあるはずです。
それならばということで、このS-DATって何だろうと改めて考えてみると、新劇場版において、
S-DATは何度もシンジの手から離れているにも関わらず、その度に他の登場人物の手によってシンジの元に戻る描写になっている↓んですよ。
つまり、ストーリー的な観点で言うと、
S-DATはバトンの様なものであり、最後には必ずシンジの元に戻るようになっているんじゃないかと私は考えています。
・・・んで、その考えを念頭に置いた上で、上述の
シンエヴァの完成のメッセージとしてS-DAT(正確にはDATだけど)の写真がわざわざ公開された↓という事実をあらためて考えてみると・・・
物語は完結したはずなのに、何故、このS-DAT↑はシンジの元から離れてこんな所にポツンと在るんだろ?
・・・って疑問が湧く訳ですよ。
でもね、あくまで私の考えですが、このS-DATは
ちゃんとシンジの元に戻ると思っています。
それは・・・
ココです↓
要はですね、
『序』→『破』→『Q』→『シン』と受け継がれてきたS-DATというバトンが漫画版(愛蔵版)のシンジに受け継がれることを示唆しているんじゃないかってことです。
そしてこれは、
『シン・エヴァンゲリオン劇場版は漫画版に話が繋がるんじゃね?』という私の考えを後押しするものではないかとも考えています(
『その12』を参照)。
・・・と書くと、
『シンジがS-DATを持っている構図なんて珍しくもない。いくら何でも考え過ぎじゃね?』
という意見が出てくると思うんですよ。
でも、実は・・・
漫画版のエヴァには
S-DATは登場していない
んですよ。
まぁね、
漫画版でシンジがイヤホンをしている描写は幾つかある↓のですが、不思議とS-DATを示唆する描写は無いんですよ。
※クリックで拡大↓

どうです?
漫画版にはS-DATが登場しないのに、その新たに発売される愛蔵版の1巻の表紙にS-DATを持ったシンジ↓が描かれているということの違和感を、感じ取って頂けたでしょうか?
・・・
実際のところ、
2021/1/26に1巻から順に刊行される『愛蔵版「新世紀エヴァンゲリオン」』には
不思議な点が多いんですよ。
まず、
本来であれば2020/6/26から刊行されるはずだったのに、映画の公開延期に合わせて発売日も延期されたという点。
単に話題性に便乗させて売り上げを伸ばしたいだけであれば、映画の延期に合わせる必要は無いと思うんですよ。
むしろ、
映画の公開前に漫画版を読もうという顧客層に買ってもらえることを考えれば、既に発売しておいた方が売り上げは増加するはずだと私は考えています。
また、映画の公開延期の際には
話題性を維持するためのマーケティングが重要となりますが、この愛蔵版を発売しておけばすげー楽だったと思うんですよね。
それなのに、発売を映画の公開よりも後に設定しているということは、
映画の内容に関する何かが含まれているからだと勘繰りたくもなるってものです。
次の不思議な点は、『愛蔵版「新世紀エヴァンゲリオン」』は全7巻なのに、その表紙は1・2・3・6巻のみ公開されており、
4・5・7巻の表紙は現時点(2020/12/31)で未公開↓だということ。
上で説明しましたが、
本来であれば2020/6/26から刊行する予定だったので表紙は既にできているはずなんですよ。それなのに公開されていないのは不思議だとは思いませんか?
特に、6巻の表紙がカヲル君だということは判明しているのに
4・5巻の表紙が未公開なのが想像以上にヤバいです。
だって、普通に考えれば、
1巻シンジ → 2巻レイ → 3巻アスカ → 4巻? → 5巻? → 6巻カヲル君と順にEVAパイロットが並んでいるので、4巻と5巻にもEVAパイロットが入ると思うじゃないですか。
(※尚、7巻は最終巻なのでそれに相応しい表紙が用意されていると思ってます。)
でもそうすると、4巻と5巻のどちらかの表紙に3号機パイロットのトウジが入るのは順当として、
残りの巻のパイロットは誰? ということになると思うんですよ。
でも、
漫画版に登場しているパイロットは、シンジ・レイ・アスカ・トウジ・カヲルの5人だけ↓なので、マジで1人足りないんですよ。
ということで、あくまで個人的な意見ですが、この表紙の謎問題に、
上述した映画との繋がりが隠されていると面白いのにな〜 と期待しています。
最後の不思議な点は、
漫画版の作者である貞本義行氏がシン・エヴァンゲリオン劇場版の制作に関わっていない↓ということ。
しかも、コミケまで休むという状況。
・・・あくまでひょっとしたらなのですが、私は、貞本義行氏が
シンエヴァに参加せず、漫画版の手直しと場合によっては追加エピソードの執筆を担当していたのではと期待しています。
<※2021/2/20追記>
下の方にも書きましたが、結局のところ愛蔵版の1・2・3巻を確認したところ余白頁が沢山あるだけで追加頁はありませんでしたので、この部分については紛らわしいので削除線を追加しておきます。
この考え、与太話とは言えない可能性があるんですよ。
例えば、旧漫画版の13巻は180頁で構成され、これには口絵3頁、目次1頁、作者プロフィール1頁、奥付1頁を含むので、実質的には174頁分の漫画が掲載されています。
次に、旧漫画版の14巻は196頁で構成され、これには口絵3頁、目次1頁、作者プロフィール1頁、作者挨拶2頁、奥付1頁を含むので、実質的には188頁分の漫画が掲載されています。
ということは、この13巻と14巻を合わせて収録する愛蔵版7巻の頁数は、13巻分の174頁+14巻分の188頁+目次1頁+奥付1頁=364頁が最低ラインとなります。
この364頁に、例えば新規の口絵3頁を加えたと仮定すると367頁になるのですが、実際の愛蔵版7巻は376頁となるんです↓
つまり、計算上、愛蔵版の方が9頁程度多いことになります。
尚、他の巻についても同じ様に計算すると、どの巻も愛蔵版の方が頁数が多いという計算になります。
愛蔵版1巻 1巻+2巻よりも9頁多い
愛蔵版2巻 3巻+4巻よりも6頁多い
愛蔵版3巻 5巻+6巻よりも9頁多い
愛蔵版4巻 7巻+8巻よりも8頁多い
愛蔵版5巻 9巻+10巻よりも7頁多い
愛蔵版6巻 11巻+12巻よりも7頁多い
愛蔵版7巻 13巻+14巻よりも9頁多い
この、増えたページにちょっと期待したくなりません?
まぁ、あくまで、インタビューとか設定資料集といった新規頁が他に無ければの話ですがね(笑)
・・・
という感じで色々と書き連ねてしまいましたが、要は、
『その12』で説明した、
『シン・エヴァンゲリオン劇場版は漫画版に話が繋がるんじゃね?』という私の考えが・・・あながち的外れでも無いかも? ってことが言いたかったんです。
まぁ、映画がこれで最後ということなので漫画版の映像化は無理そうですが、DQVの様に、
『漫画版 新世紀エヴァンゲリオンにつづく』と最後に表示されて終わるというのも中々に乙かもしれませんぜ、旦那(誰?)
<今日の一言>
そういえば、まさかこのタイミングで
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告↓が公開されるとは思いもよりませんでした。
内容については、
あまりにも情報が断片的なので考察するのはちとキツイ感じです。
まぁ、無理やり何か言うとするとですね、う〜んと。
まず、この
後ろ姿の少女↓は・・・
『その9』の考察に当てはめて考えれば、たどり着いた先で出逢うことになる
式波・アスカ・ラングレーじゃないですかねー(当てずっぽう)
次に、この
何か人間臭い動きをする第13号機↓ですが・・・
『その6』で述べたように、
第13号機は『序』『破』のカヲル君を使って作られたと私は考えているので、そのカヲル君の意識が目覚めちゃって自発的に動いているだけとかじゃないですかねー (当てずっぽう)
真面目な話、パイロットがエヴァにわざわざこんな姿勢をさせる意味が不明なんですよ。
だって、パイロットが寛ぎたかったらエントリープラグ内で楽な姿勢をとれば済む話で、エヴァがどんな姿勢をとろうと全く無関係なはずですから。
だから、エヴァの中のカヲル君が目覚め、そのカヲル君が寛いだ姿勢をとっているという考えは、理屈としては筋が通っていると思うんですよ。
実際、
『破』のカヲル君は似たような姿勢↓をしてたことだし、この考えは結構アリなんじゃないでしょうか?(笑)
最後に、この
謎の少女↓については・・・
個人的には、幼少期の
霧島マナだったら熱い展開で面白いなーと無責任に期待しています(笑)
両者とも眼が青いってところは一致していますがそれ以外は根拠無いんで、そこんとこヨロシク!
尚、幼少期のアスカだと言う人が多いとは思うのですが、
「さようなら全てのエヴァンゲリオン」というキャッチフレーズが気になるので、私は
大穴狙いでゲーム専用の登場人物である霧島マナを推したいと思う次第です。
・・・
という感じで、
本当は2020年の大晦日に公開しようとしていて、結局新年になってからの公開になってしまった今回のテキストはいかがでしたでしょうか。
楽しんで頂けたとしたら幸いです。
ではっ!!
※2021/1/28追記
さて、皆さんもご存じのように、
シンエヴァンゲリオン劇場版の公開が延期となりました。
んで、その一方で、
上述した愛蔵版の1・2・3巻は延期されることなく1/26に発売されました↓
※私も購入しました
つーことで、
『愛蔵版の発売はシンエヴァの公開後に設定されているんじゃね?』という私の予想は残念ながら外れてしまいました・・・
・・・と言いたいところでしたが、実は、
4・5巻の発売日は2/26から3/26に延期され、6・7巻の発売日は3/26から4/26に延期されたんですよ。
いや〜、こうなるともう、
4巻以降の表紙に上述した映画との繋がりが隠されているという私の予想がいよいよ信ぴょう性を帯びてきたんじゃないでしょうか。
だって、
映画との繋がりが無いんだったら延期する意味全く無いですから。
しかも、発売日未定ではなく、3/26という発売日(4巻・5巻)が具体的に決まっているということは・・・
3/26よりも前にシンエヴァの公開が予定されている
ってことを意味していると私は考えています。
んで、3/26の直前の休みは3/20(土)、3/21(日)となるので、具体的なシンエヴァの公開日は・・・
3/20(土)
になるのではと私は予想しています。
(※次点は3/13、ただ緊急事態宣言の解除からの期間との兼ね合いで少し難しいのではと考えています。)
また、この日であれば、3/31の年度末までに12日間もあるので、
それなりの興行収入を2020年度内の売り上げとしてカウントできる可能性があるってのも大きいと思います。
なぜならば、
『その9』でも述べたように、映画公開直後からの2週間程度の興行収入って、
最終的な総興行収入の半分程度を占める↓んですよ。
つまり、3/20という日付は、
延期に延期を重ねたけれども、それでも2020年度の決算に間に合うように売り上げを立てることができる最後のチャンスでもあるんです。
会社にとっては
めっちゃ重要よ、これ。
ただし、
遅くとも3月上旬くらいまでに非常事態宣言が解除されれば・・・という条件付きだとは思いますけれどね(これも重要)
・・・
尚、愛蔵版の1・2・3巻が予定通りに発売されたのは、
『映画の公開延期を公表した段階で既に製造を開始しちゃっていたため、発売を延期できなかった』というのが大きいと思ってます。
あと、結局のところ、
愛蔵版の1・2・3巻の内容は、旧漫画版の内容と何も変わるところは無かったので、無理やり発売日をずらす必要性も無かったんだと思います。
つーことで、内容に加筆あるんじゃね?という私の予想については
見事に外れました。
残念無念〜♪
※2021/2/27追記
シン・エヴァンゲリオン劇場版の公開日が2021年3月8日に決定しましたね。