政府は25日、高速道路無料化へ向けた社会実験として、
10年度から普通車の料金を走行距離がいくら長くなっても
最大2000円とする上限料金制度を新設する方針を固めた。
軽自動車は1000円、トラックは5000円を上限とする。
自公政権で開始したETC(自動料金収受システム)搭載車に
限った「休日上限1000円」など現行の割引制度は全廃し、
ETC搭載車以外の現金客にも上限料金制度を適用する。
複雑すぎると批判された割引制度を利用者に分かりやすいものに
変える。曜日設定はつめている。
無料化については、前原誠司国交相が、ETC機器を搭載しない
車でも無料にするほか、社会実験を「通年で行う」と表明している。
これらの条件を満たした上で、交通量の少ない地方から着手する。
政府は、全国30道府県に44ある2車線区間を、4車線区間より
優先して実施する方針だ。ただ、09年度補正予算で4車線化を
凍結した6区間は無料化しない可能性もある。






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