8/27(日)の決勝は曇り時々晴れだった。
GP125クラスは、少し遅れてSPコーナーで観ていた。
まぁTeam HARC PRO.の中上貴晶選手が勝つだろうと思っていた。
案の定、中上選手が勝った。SPコーナーではバーンアウトや投げキッスを
する選手が居て、ノリがいいなぁって感じで良かった(^^)
中上選手をパドックで見掛けたのでちょっと聞いてみたところ、スペイン
ではまだ勝てていない。スペインのライダーは速いと言っていた。
全日本RRでほぼ敵なしの状況なのにスペインでは勝てないという現実は、
スペインのレベルが高いことを実感できる。勿論、スペインのライダーは
ホームコースなだけに地の利はあるかと思う。来季もスペイン選手権に
エントリーするのかどうかはわからないが、来季参戦すれば勝ってくれる
と信じたい。
ST600クラスは、珍しくグランドスタンドで観ることになった。HN、“社長”と
“ヘタレさん”とご一緒していて、社長がグランドスタンド観たいというので、
たまにはいいかと思って、そこで観ることにした。社長のご贔屓はSP忠男
レーシングの國川浩道選手だ。予選では32番手となっている。
私のご贔屓は毎度お馴染みのヨシムラスズキ with JOMOとSP忠男
レーシング。しかし、今回はOZAWA R&Dのボスである小澤さんとお逢い
した。小澤さんのところって出てましたっけ?と訊ねるとBIG MACHINE誌
でお馴染みの新垣敏之選手がライダーのARA虎の穴TAMITON-Rの
マシンYZF-R6はウチで作ってるんだよとおっしゃってました。全然
知らなかったのでびっくりだった。新垣選手もチェックせねばと思って
予選結果を見ると何と2番手!すごいですね。
ポールはKawasakiはTEAM GREENの酒井大作選手。3番手にヨシムラの
渡辺篤選手、4番手にSP忠男レーシングの大崎誠之選手、5番手に
F.C.C. TSRの辻村猛選手、6番手にTeam HARC PRO.の安田毅史選手
となっている。
決勝がスタートし、ホールショットを奪ったのは新垣選手。そして酒井選手、
安田選手、辻村選手、高橋英倫選手、沼田憲保選手、大崎選手、
渡辺選手、奥野正雄選手と続いた。オープニング・ラップが終了し、
新垣選手、安田選手、酒井選手、辻村選手の4台のトップ争いとなって
いった。6周目には、トップ集団は酒井選手、安田選手、新垣選手、
辻村選手の順となった。10周目に馬の背コーナーで新垣選手が転倒し
戦線離脱。トップ争いは3台に絞られた。4位争いも渡辺選手と大崎選手
で繰り広げられていたが、渡辺選手のペースが上がらず大崎選手が4位に
浮上。16周目に3番手の辻村選手がハイポイント・コーナーで転倒し、
トップ集団から脱落。
結局、酒井選手がトップでチェッカーを受け、開幕戦に続く2勝目を挙げた。
2位に安田選手、3位に大崎選手、そして4位に渡辺選手が入った。
渡辺選手は、安田選手に11ポイント差、大崎選手に9ポイント差だったが
今回でなんとかトップを守ってはいるものの安田選手と大崎選手に
7ポイント差まで詰め寄られる形となった。
ピットウォークに行ってみる。一目散にヨシムラのピットに行くがマシン展示
のみでライダーの姿はない。特に渡辺選手は今回はパドックで見掛ける
こともなく、ライダー・サイン会でも見掛けないなかったので、ヨシムラ
の関係者に聞いてみた。どうやら金曜日の走行で230km/hの速度で鳥と
衝突したらしい。転倒はしていないということだったがカウルや
ヘルメットに破損やキズがあるということと気を失ったとのことなので、
なんとかマシンを止めたがその後に気絶した感じなのだろう。肩がひどく
痛いらしく、状況からマシン→肩→ヘルメットと衝突したと思われる。
なるほどST600の走りがいつもと違うのはそういうことかと思った。
しかし、レース後のヨシムラ側のコメントを見るとそのことには触れておらず
マシンのパワー不足を挙げていた。ヨシムラのST600の参戦は今季が
初めてなのでまだ開発途上というところなのかもしれない。特にシケインの
立ち上がりの10%勾配で他のマシンよりも劣っているとのことだ。

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