
大仏殿の予定地で、檀家や御詠歌の皆さまが見守る中、湯入れ式が催行されます。大安の今日、最高の晴天に恵まれました。

湯の中に次々と投入されるお不動様のお体。

若きお弟子さんたちが、熱さをものともせずに緻密な作業を続けます。

大聖不動明王さまの設計図ともいえる、各パーツが湯の中から取り出されます。これが人間の背丈の何倍もある巨大な不動明王さまの原型となると思うと、この現場にいられて幸せです。

その後、本堂前で鑿入れ式が執り行われました。

お不動様の御身になる柱に、鑿を入れさせていただきます。削り出した木片は、お守り袋に入れて持たせて下さいました。
これから40名のお弟子さんを有する松本明慶工房での本格的な作業が始まり、大聖不動明王さまの建立は10年後といわれています。完成すれば、木造では日本で最大級の佛像となるそうです。それまで、生きていられるかしら…と思いつつ、今日この場に参加できたことに感謝した1日でした。(おしまい)

