2013/5/22

漱石句集  読書

風呂で読む漱石句集日の永し

明治以降の俳句は大まかに分けて高浜虚子か河東碧梧桐の流れに属する。
それは正岡子規のあまりに早い死によって決定されたものであった。
要するに「花鳥諷詠」と「新傾向俳句」である。
(細かく言えばこの後も分裂を重ねるのだが・・・)
現代の俳人は意識するしないを別のどちらかに分類される。
しかし、まったく違った作家もいる。
それが漱石である。漱石はこの二人の先輩にあたり、正岡子規とともにこの二人に大いに影響した作家でる。
漱石の俳句は当時としてはとてもロマンティックで新しい感じがする。

漱石十句(岩波文庫「漱石俳句集」より)

雛殿も語らせ給へ宵の雨
まちなかに君に飼われて鳴く蛙
橘や通るは近衛大納言
寒山か自得か蜂に刺されしは
菫ほど小さき人に生まれたし
某は案山子にて候雀殿
黄昏て梅に立ちけり絵師が妻
道服と吾妻コートの梅見かな
本名はとんと分からず草の花
山賊の顔みな赤きほた火かな



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