2012/6/18
百鬼園昭和日記 昭和21年4月の項。 読書
百鬼園昭和日記 昭和21年4月の項。
この頃になると世間が少々落ち着いてきたのか、本の再版(『丘の橋』)が始まったり、漱石全集の責任編集者を受けて序文を書いたりしている。
原稿の依頼もかなりあったようだが、ほとんど断っている。
『新方丈記』『木の葉便所』『夏の小袖』などを執筆。
4月11日の記事に「酒代に3000円ほどつかうも・・・」とあるようにこの頃の百けん先生は誰でも先生のもとに酒を売りに持ってくると買い取っている。
その出費のすごさに、酒が好きということを通り越して、これは人助けではなかったのかと思われるくらいである。
百けん先生の家では3000円は一か月分の生活費の当たるわけであるが、同額以上のお金をお酒に費やしていたのである。
まだ、お酒が贅沢品で単価が高かったのかもしれないが、すごい話である。
この頃になると世間が少々落ち着いてきたのか、本の再版(『丘の橋』)が始まったり、漱石全集の責任編集者を受けて序文を書いたりしている。
原稿の依頼もかなりあったようだが、ほとんど断っている。
『新方丈記』『木の葉便所』『夏の小袖』などを執筆。
4月11日の記事に「酒代に3000円ほどつかうも・・・」とあるようにこの頃の百けん先生は誰でも先生のもとに酒を売りに持ってくると買い取っている。
その出費のすごさに、酒が好きということを通り越して、これは人助けではなかったのかと思われるくらいである。
百けん先生の家では3000円は一か月分の生活費の当たるわけであるが、同額以上のお金をお酒に費やしていたのである。
まだ、お酒が贅沢品で単価が高かったのかもしれないが、すごい話である。