今朝の読売新聞に
「フランダースの犬 日本人だけが共感」
の見出し、さらに
英などでは「負け犬」
ベルギー人監督 検証映画作成
とあったので読んでみた。
新聞記事によれば、
イギリス人作家ウィーダが書いたこの作品は、イギリスでもベルギー(物語の舞台)でも評価されることはなく、アメリカで映画化されたときは、結末がハッピーエンドに書き換えられたとか。
悲しい結末の「原作」は、日本で
のみ共感を集めてきたのだそうで。
ヨーロッパの人は、
なんで日本人にだけ受けるのさ? て、不思議に思うでしょうね。
で、その映画監督ディディエ・ボルカート氏が調べた結果、浮かび上がったのは、
日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
というわけですが、「滅びの美学」なんて、現代の日本で使われるところありましたかね? 大学の講義でもないと出て来ないんじゃないの?
プロデューサー氏も
「ネロの死に方は、日本人の価値観を体現するものだった。」
とか言っているらしい。
これって、ヨーロッパ人に「日本人の価値観・美意識」を教えてもらう格好の教材かも? 一度、日本語字幕つきでじっくり見てみたいものです。
ベルキー観光局オフィシャル・ニュースレターには、同映画のベルギー国内での上映スケジュールが載っていました。

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