先ず最初に能書きをば。 本来この二つの林道は、林道としての
エッセンス3拍子(ダート率、総延長、景色) が揃った、立派な林道なのであります。ハイ。

決して、二把一絡なんぞにしてレポしちゃアカン林道なのであります。エエ。

にも関わらず、なぁ〜して二把一絡レポになっちまったかというとだ...。
林道京戸岩崎山線 は、釈迦堂側からの入り口ゲートから1Km程の所で山林伐採作業をしていて
NG



そして、
林道源次郎線 は、舗装林道の
嵯峨塩深沢線を進んで大菩薩峠を経由して行こうとしたならば、法面が大崩落していて時間切れで
OUT

という非常に悲しい結末

により、それぞれ片側入り口側しか林探出来なかったーのだ。

ど〜にも後味の悪い中途半端な林探に終わってしまったこの2本、果てさて、どう料理してくれようか..。

と思案していたところで閃いた

。
“いっそ合体して一本の記事にしてしまえぇぇぇ〜〜〜い
”
各して十把一絡ならぬ二把一絡の、ごった煮雑多の合成レポが出来上がったのであ〜る。
本日午後の一発目、
林道京戸岩崎山線 の釈迦堂側からのアクセスルートは、入り口ゲート

は脇モゴさせて頂いたものの、1Km程進んだところで山林の伐採&搬出作業をしていてそれ以上の進軍はNG

なのでありました。 あっさり敗退であ〜る。
んでもって、お次は岩崎側の入り口へ..。
やってきたのは、中央道勝沼インター入り口脇からエスケープする様にして進んだ先にある、
林道京戸岩崎山線 の岩崎側の入り口である。
実はワシ、この京戸岩崎山線の岩崎側区間は今まで一度も走った事がなく、今回がお初の訪問なのである。

反対側の釈迦堂側については、林道の奥に京戸山〜達沢山への登山口がある関係で何度も訪れていたが、まさか完抜するとは思っていなかったので、こちら岩崎側はノーマークであったのだ。
林道入り口を示す看板は色褪せて消えているが、脇にはしっかり林道標柱が立っているので迷うことはない。
この林道標柱は木製ではなく鉄製であった。
道なりに進んで中央道を高架で渡って、ぶつかったT字路を左折。 しばらく進んで谷合に入ると、道はダートに切り替わる。
但し、ここから先が全てダートではなく、この先舗装路とダートが交互に現れるのだ。
林道脇には、この先にあるモトクロスコース場の看板も出てくる。
舗装路が途切れるとダート路にはなるのだが、この先にモトクロス場があるせいか、道幅は広く、雰囲気的にも余り林道らしさは感じられない。
しばらく進んで、右に大きくカーブしたところの先に立派なモトクロス場があった。 日曜日な為か、家族連れが多く来て賑わっておりました。
そしてモトクロス場を過ぎて、やっとこ道も本格的な林道っぽくなってきたと思った矢先..。
敢え無く林道はパイプゲート

で、ジ・エンドとなってしもた。
ゲート

をちょいとどかして失礼をばしようとしたのだが、此処のパイプゲート

は、道路脇に打ち込んである杭パイプにガッチリとチェーンで固定されており、バイクや四輪車は先ず侵入不可能

になっているのであった。
当然ながらこれ以上先へは進めず調査のしようがないので、すべからくハイ退散

で次なる林道源次郎線への調査に向かったのは言うまでもない。 こちら岩崎側の林道状況については、日を改めて再チャレするしかあるまい。
走ったGPSマップは、以下の通り



である。
■距離:3.1km(ダート起点より、片道分)
■ダート率:70%
■ランク:普通レベル。可もなく不可もなく。
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で、お次に向かったのが、勝沼の深沢集落の先にある
林道嵯峨塩深沢線(全線舗装路) の途中から分岐する新設林道、
林道源次郎線 である。 この林道の基幹道である林道嵯峨塩深沢線へはいくつかのアプローチ方法があるが、今回は久しぶりに
林道菱山深沢線(こちらも全線舗装路) を通って行くことにした。
林道菱山深沢線への入り口は非常に分かりにくい。 ワタシが初めてこの林道に来たのはもう20年近く前の話だが、その時は深沢集落側に全線開通して間もない頃で全線の半分以上がダートだったと記憶している。 林道入り口へはr36を北進し、勝沼ぶどう郷駅のガード下をくぐって進むと、大滝不動尊への案内看板が出てくるので、そちらか又は勝沼ぶどう郷ユースホステルを目指して進めば間違いない。
モロ葡萄畑の入り口風なところに、ひょっこりと林道標柱が立っている。
グネグネ舗装路をズンズン

進んで行き大滝不動尊を過ぎると、通るクルマ

も極端に減るのか、道路上には台風の置き土産と思しき落ち枝があちこちに散乱する様になり、非常に走り難くなる。

それでも林道ピークの見晴らしいのイイ場所
(昔、山火事

で焼野原になった辺り
)に出ると道路状況はかなりマシになる。
菱山深沢線の名所である、展望場所からは対面の山に、
林道京戸山線 の両側からの開設工事箇所

が見えた。 こちらも完抜まであと数年であろう。
午前中に比べ、大分雲

が増えてしまったが、絶好の景色を楽しみつつ林道嵯峨塩深沢線へと分け入る。
こちらも全線舗装になってしまった嵯峨塩深沢線を上って行くと、左手に今回のお目当てである、林道源次郎線の入り口が現れる。
林道入り口標柱と
林道入り口看板
どちらもまだ新しい物であった。
コンクリートで簡易舗装された道を上って行くと、右にカーブしたところの先でイッキに展望が開けた。
林道の左手側には勝沼の町中を見下ろせて、ナカナカの絶景である。 晴れて

いれば、バックには雄大な南アルプスの山々を見渡すことが出来るでせう。
伐採の終わった好展望の道を進んで行く。 写真の左端、
コンクリートの護岸のところが
山梨百名山の一つ、
棚横手山への登山口である。
棚横手山への登山口を曲がった先、道は開設後間もない感じの新しい道になる。
しかしながら、今現在での開設距離は思いの他短く、入り口から
1.75Km ほど進んだところで、またしても工事中ゲート(バリケード)

に阻まれた。
こちら工事中ゲート(バリケード)

の内側から見た図である。
少しだけ歩いて

先に進んだが、工事中ゲート

から100mほど進んだ先で、こちらも開設工事中

となっていた。
以下、林道源次郎線、深沢側からの延長状況であ〜る。
■距離:1.75km(ダート起点より、片道分)
■ダート率:95%
■ランク:大変良好。

展望ヨシ。
やはりこうなると反対側、勝沼ゴルフコースの鬚櫛川沿いに延びる林道の状況が気になる。 でわでわでわわ、ということで、久しぶりに嵯峨塩深沢線を大菩薩方面、上日川峠を経由して裂石経由で反対側の林道入り口にアプローチしようとした。
のであるが...。
再び林道嵯峨塩深沢線に出て上日川峠方面に進むも、r216号線に出ることなく、峠を目前にして行く手を
法面大崩落 に阻まれた..。
ちょくら歩いて崩落個所の偵察に行ったが、歩いて越えるのも一筋縄ではイカン様な酷い状態である。

君子危うきに近寄らず、すべからく来た道を引き返す。 気が付けば時刻は午後3時

近くになろうとしていた。
良く考えたら、本日は朝、コンビニのおにぎり

一個を食べたのみで昼飯

も食わずに走りっ放しであった。 サスガに腹も減ったので、引き返す途中、林道源次郎線の入り口近くにあった好展望ポイントを思い出し、そこで昼飯を食うことにした。
再び、林道源次郎線へと戻り、先ほど写真

を撮った林道脇の休憩ポイントにバイクを停めた。
ザックを下して昼飯

の支度をする。 本日の昼飯は定番のインスタント・ラメ〜ン

である。 自宅の台所に置いてあった最後のチャルメラ一袋と、冷蔵庫に寝ていた使い残しの玉葱スライスと酒の肴の食い残しの粗挽きウィンナーが具であ〜る。 【って、冷蔵庫の食い残し品整理かよ..。

】
前日の昼飯も同じく午後3時過ぎに食ったのであるが、昨日はカップ麺。 それはいいのだが、毎度使っているガスバーナーを確認せずにザックに放りこんできたならば、な〜んとガスボンベの残量がほんの僅かで、あわやヌル湯スープのゴワゴワ麺を食うとこだった

という、あぶにょ〜出来事があったので、今日はこの夏に購入したMSRのドラゴンふりゃ〜・ストーブ

に登場を願った。
ドラゴンふりゃ〜の騒がしい燃焼音を聞きながら、お湯が沸くのをノンビリと待ってまつ。
調理完了後の明星チャルメラ

林道脇風味バージョンであ〜る。

でわでわ、頂くとしましょうかね。
熱々のラメ〜ン

を啜り、食後のコーヒー

を飲みつつ、マッタリとする。 するとイキナリ携帯が鳴った。 実家からである。 何事かと思ったら、週明けから脱穀作業をするから、さっさと脱穀機の整備をして使える様にしといてくれとの事。 そ〜〜いえば、今週中に整備しとくからって言った様な記憶が..。

時刻は午後3時30分を回ったところ。 このまま真っ直ぐ実家に向かえば、夕暮れ前には何とか脱穀機の整備も終わるだろう。 仕方がない、何とも中途半端な調査に終わってしもたが、鬚櫛川沿いに延びる林道の反対側の調査はまた次回にすることにしよう。
気が付けば、空模様もずいぶんと怪しくなって、今にも泣きだしそうな曇天

になってしまっている。

ど〜れ、雨が降り出す前にササッと山を下りますかね。 こうしてこの週末、土、日の超久々の林道探索も無事に閉幕したのでありました。
今回走れなかった林道群よ、また次の機会にっ


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