明けて翌日、10/14(日)である。 この日も朝から良く晴れて

おった。 本来ならば朝6時からウルトラスタートダァ〜〜ッシュ


と行きたいところであったのだが、こんな時に限って、先週修理に出しておいた稲刈り機(バインダー)が直ったので引き取りに来いとの連絡を前日に受けてまして、JAが開くAM9時頃に農機具を引き取りに行くハメに..。

そんなこんなで、結局出発したのはAM10時頃になってしもた。 まっ、こればっかりは仕方があるまい。

本日予定の前半の芦川エリアは、自宅からだと裏道を使ってス〜イスイ

とアクセス出来るので、その辺は前日よるも全然楽なのだ。
本日予定の午前中の本命は、完抜間近とウワサの高い、
林道鴬宿中芦川線 であ〜る。 と言いつつ、芦川集落を目指す上でR356(甲府精進湖線)は通らにゃアカンルートですので、久々だし朝一番の腕慣らしにと
r113号線:中道往還(右左口峠) を通って行くことにした。 噂では、此処最近は通行止

で通れなかったとの話であったが、はてさて今の状況はど〜なっておりますやら。
ではでは、先ずは下の図



の通り、中道往還(右左口峠)を目指すとしませう。
自宅を出て、釜無川沿いに土手道を走って、途中から笛吹川へと抜ける土手道を進んでいく。 このルートは田舎の土手道故に、信号が殆ど無くて真っ直ぐな道なので時間短縮には、まっこと都合が良いのだ。
一旦、r12号線に出て、豊積橋を渡って直進し、目標の甲府右左口線ことr29号線に出て進む。 後は、r113号線との分岐を曲がらずにそのまま直進して右左口の集落を突っ切って進めば、R356の真下を回り込んで、右左口峠入り口へと到着である。
お久しぶりブリ

の右左口峠入り口である。 相変わらず通行止の工事看板が出ていたが、地元の爺さん運転の軽トラが普通に入っていったので、ワシもそれに続いて突入した。
この中道往還(右左口峠)に来たのは何年ぶりになるだろうか


少なくとも軽く15年は来てないと思う。 自分の記憶を辿っても、先代のエイプ号はおろか、ジムニーでも通った記憶が無い。
たぶん自分の微かな記憶では、まだXLR250Rに乗っていた頃、タイヤ交換をしてその効き試しにこの右左口峠をカッ飛んで

走ったのが最後だったと思う。
その頃と今を比べて、この道がどれくらい整備されて舗装化が進行したかと興味深々であったのだが、結果的には古関町側の舗装化が若干進んだ程度で、あとは昔と殆ど変っていなかったというのが正直な感想であった。 まるでシーラーカンスの様な道だな、うん。
最初のウチは舗装とダートが交互に現れていたが、程なくして道はダートになる。 地元の軽トラ が生活道路で使っているだけあって、良く踏まれている感じだ。
しばらく進むと通行止

の看板とウマ

が出てきたが、しっかり中央が空いてる。
写真

を撮っている間に先に行ってしまった軽トラが見当たらないところをみると、どうやらこのゲートはスルーして行った様だ。 でわでわ、ワシもそれに右へ習えである。
その後、走り易いダート路を上って行くと、砂防堰堤の工事現場に出くわした。 どうやら下の通行止看板は、この砂防堰堤工事の為だったらしい。 山仕事らしい爺様の軽トラ号もパスして進むと、右左口峠に出た。
右左口峠にもしっかりウマ

が置いてあって通行止になっていたが、“用の無い人は余り通らないでね” くらいの警告だったのであろう。 難なく脇をパスして峠に出る。
右左口峠には、1BOX車が一台止まっていたが、人影は見当たらない。 恐らくハイカーの車だろうということで、気にせずそのまま古関へと下りて行ったのであった。
■距離:9.5km
■ダート率:65%くらいか??
■ランク:普通、可もなく不可もなく。
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中道往還(右左口峠)を退出して、一旦R356に出て南進する。 古関の町中を過ぎて上りに掛かったところで左てに分岐するr36号線へと進む。 そのまま道なりに進んで行くと、右手に
芦川グリーンロッジ の看板が出てくる。 これが、
林道鴬宿中芦川線 へのアクセス口であ〜る。
r36号線沿いに目立つ印の芦川グリーンロッジの看板。
鴬宿入沢沿いの道を進んで行くと、芦川グリーンロッジと、周辺のハイキングコースを記した案内板が見えてくる。 脇には鍵掛峠への標柱も立っている。
アスファルトが途切れ、簡易舗装となった道を九十九折れのヘアピン道を上り詰めて行くと、鍵掛峠への分岐が出てくる。 特に林道入り口を示す標柱も立っていないが、此処が、実質の林道鴬宿中芦川線の起点になるのだ。
鍵掛峠への分岐の先で、道は簡易舗装路からダートへと切り替わる。
開設工事の影響なのか、ピストン林道の割には道は良く踏まれて走り易い感じだ。
走り易い林道をズンズン

と進み、左手に土砂捨て場の土盛り箇所を過ぎた辺りから空が明るくなる。
程なくして、林道の峠らしい場所に出た。
この峠と思しき場所がこの林道の最高点で、標高1,080mであった。 起点から2.4Kmの地点である。 此処はカーブミラーが二ヵ所に設えてあるので、分かり易い場所かと思う。
峠を回り込んで下って行くと、左手に芦川の集落を見下ろす様になる。 山の中腹に見えるのは、新鳥坂トンネルである。
林道は西側斜面に沿ってゆっくりと下って行く。 今のところは道の感じも良好だ。
新規開設工区と思しき所まで下って来ると、道がちょっと荒れだして倒木や落石が多くなってくる。
そのままチョイ荒れ道を進むと、ガードレールで作った通行止のバリケード

が出てきた。 クルマ

は事実上、此処が終点となろう。
因みに2輪車と徒歩ならば、バリケード

の脇から更に先に進めそうなので、林道の開設工事もやっていなさそうな事だし、ちょいと終点まで行かせてもらう事にした。
バリケード

から先は、如何にも出来立てホヤホヤ区間

といった感じで、敷設の砂利も真新しい。
そしてバリケードから200mほど進んだところで、開設工事

の終点

で道は終た..。
終点ポイントまで、起点から
3.65Km であった。
試しに林道終点の斜面に攀じ登ってみた。 反対側からの林道の道筋が見えるか

と思ったが、残念ながら深い樹木に遮られ、先は見通せなかった。
こ〜〜なると、反対側の状況が非常に気になる訳で、ささと中芦川入沢側の林道開設状況を調べに行くことにした。 林道終点に一礼した後、元来た道を引き返す。
再びr36号線に出て右折し、芦川集落方面へと向かう。
程なくして右手を流れる芦川に架かる橋の上に
芦川オートキャンプ場 の看板が出てくる。
此処が反対の林道のアクセス口となる、中芦川入沢の入り口だ。 写真

のみ撮って、ささと先に進む。
中芦川入沢沿いの道に入って暫くで、Y字路が現れる。
直進すると芦川オートキャンプ場方面、そして左折すると、
林道入沢線 となる。
県の林道開設事業の資料 によると、林道鴬宿中芦川線の後半部分は、中芦川入沢の右岸の谷を巻いて、この林道入沢線の途中の辺りに接続する様になっている。
※※ 以下、林道E.Pの開設予定地資料参照 ※※
そんだば、先ずはこちら側(林道入沢線)の開設工事状況を調べにゃなるまいや


ということで、Y字路を左折して中芦川入沢支流を上って行く。
林道入沢線は如何にも林業専用路といった感じの簡易コンクリート舗装路で、ダートは全く出てこない。
途中、要所でクルマの転回用の空き地はあるものの、沢の反対側へと続く林道の起点となる様な場所は全く存在しない。
そしてY字路起点から
1.25Km 程で道は小さい広場で終点

となり、そこから先は林業の為の本当の作業道(人足専用)となっていた。
残念ながら、県の林道開設事業の資料で記されていた、
E.P の工事箇所は存在していなかったのである。 何とも、んんん〜〜〜...。

な感じではあったが、無い物は無い。

見つからないのである。 少々、期待に肩すかしを喰らってしもた。 首を傾げつつ、意気消沈気味に元来たY字路に引き返すのであった。
Y字路分岐に戻って右手方向に進むと、県道からの分岐看板にあった
芦川オートキャンプ場 に出た。
そこには中芦川入沢沿いの鬱蒼とした暗い檜と杉林から開放されたかの様な谷間のオアシス

の様な、開放的な空間が広がっていた。
道は芦川オートキャンプ場を突っ切る形で続いており、道に沿ってズンズン

と進んで行くと、こちらは期待通りに

沢を渡って反対側に渡る立派な橋が見えてきた。
ビンゴォォォォ〜〜
である。
こちら側も林道標柱等は付近に見つけることは出来なかったが、これは明らかにどっからど〜〜見ても、林道鴬宿中芦川線の中芦川入沢側の入り口であろう。
早速、橋を渡って先に進んで見ることにした。
橋を渡った先には、樹齢軽く50年は経とうか思われる欅かクヌギ系の大木が切り倒されて片付けられていた。
ちょっとコレ見ると気が滅入るんだよなぁ〜。。。

林道走リャ〜兼山登リャ〜の片割れとしては。
まっ、ともかく気を取り直して先に進もう。 こちら中芦川入沢側の林道は、自然林が多い中を切り開いたせいか、誠に雰囲気がよろしい。
当然ながら、林道そのものも開設直後で新しく、道に敷いた砂利も落ち着いてない感じだ。
鍵掛峠側の雰囲気との余りに違いにびっくりしながら進んで行くと、400m程であっけなく終わってしもた..。
後でGPSのログを調べたのだが、未開通区間はざっと600m程であろうか


見た感じでは少なくとも、中芦川入沢側からの開設部分と鍵掛峠側(鴬宿入沢側)の接続は早ければ予定通り来年には接続するものと思われる。
しかしながら最後まで解せなかったのは、県の林道開設事業の資料で記されていた、林道入沢線の
E.P 箇所へと続く道筋の工事状況である。 少なくとも現状では、こちら側への開設工事の進展は影も形も無いのだ。 県の林道開設事業の資料と現実は大きく異なっている【 又は地図に記載してある開設ルートの間違い

】としか思えないないのである。
この
林道鴬宿中芦川線 の動向については、しばらくは要ウォッチである。
以下、実際に走った林道鴬宿中芦川線のコースと、県の林道事業計画で記された林道ルートの比較を載せておくので、見比べてみて欲しい。
※※ こちらは実走ルートのGPSログ。 ※※
※※ こちらは県の林道開設予定地資料 ※※
■距離:3.65km + 0.4km (両側共に片道ピストン、開設工事終点まで)
■ダート率:100%
■ランク:良好、極上レベル。

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