この記事のタイトルは、『今後はネット右翼を「不審者の前にこいつは犯罪者」とみなして、迷わず排除します(笑)』だったのですが、2008年8月8日をもって、今のタイトルに改題しました。
以前にも明言したけど、今後はいわゆるネット右翼(及びその同調者)と思われる人たちの書き込みやトラバを、管理人判断で削除させてもらう。
というか、ネット右翼というのは「自分が好き勝手にする権利を脅かされるのはイヤだが、自分の気にくわない奴らの権利が脅かされるのはいい」と思っている実に勝手な連中だということがよくわかった。
いきなり何を言っているのかって?
ちょっと長くなるが、順を追って説明しよう。
そもそもの話は、
keatchenさんとこのブログで、
5月24日『「不審者」って、何だろう?』という記事と、それに対して送られたネット右翼(らしき人物)のコメント投稿のことである。
詳細は、
記事本文及びコメント欄を見てほしいが、私なりにようやくすれば、以下の通りである。
昨年末頃、早大キャンパス内にて、ビラ配りをしていた男性が、大学側に身柄確保(私人による逮捕)されたという事件があった。「学生会館移転反対運動をやったOBらに対して出された構内立入禁止処分の撤回を求める」というのが、ビラの内容であった。
これに対してkeatchenさんは、大学側の対応に批判的な立場から論を展開、さらに現在審議中の「共謀罪」と絡めて、警告を発しておられた。共謀罪が成立したら、早大の件みたいに拡大解釈されて適用され、人権侵害が行われる危険がある、というもの。というより、「凶悪組織犯罪に対して役に立たない共謀罪が、何故今頃審議されているのか?」という疑問に対する答えが、まさにそれだ、というものだ。
もっともな懸念である、と私も思う。というか、ネットで共謀罪論議をやっている人の多くは、もう既に気づいていることだろう。
これに対して、miracle こと篠崎某とかいう人物が、コメントを寄せてきた。
曰く、「基本的に私有地であり大学当局が好ましからざる人物の入場は規制できる」ので、「この人物が建造物侵入の罪で拘留されているのはごくごく当たり前の結果」だと。そして「不審者の前にこいつは犯罪者で、ビラ撒き男に対する人権侵害よりも、ビラ撒き男は他人の私有地で勝手なことをしている犯罪者という結論を出すほうが容易」だという。
keatchenさんは「ちょっと頭の回る小学6年でしたら,5分以内に10ヶ所以上の間違いをみつけることができますよ」とか、権利というものを全然わかってない、とか一蹴された。
keatchenさんの意見に私も大筋で同感だ。でもそれより、この投稿文を見て、このmiracleこと篠崎某に対して、思ったことがあった。
「その台詞、お前が言うな!」
これが私の率直な思いである。
何故って?
先月終わりから今月始めにかけて、私のブログがネット右翼とその同調者と思われる人々から、集中攻撃を受けたことがあった。今から思えば、私の方にも確かに調子コキすぎた等、問題はあった。それは前にも認めた。しかしだからといって、何故、一方的に「反日」指定され、あのような「集団吊し上げ」を受けなければならなかったのか納得いかなかったのだが。
そして、その攻撃者の中に、miracleこと篠崎某という人物もいた。今ではほとんど削除してしまったのだが、その時のログは今も保存してあり、さらに攻撃者全員のハンドルとIPアドレスもひかえて、フロッピー・ディスクに入れておいたので、間違いない。
問題はさらにその後だ。
私は、miracle@篠崎某を含む、何人かの荒らしのコメント及びトラバを削除し、さらにブラックリスト機能を使って、書き込み禁止にした。にも関わらず、今度はIPアドレスを変えて、書き込みとトラバをしてきたのだ。「書き込み禁止措置がとられた時点で、出入りを拒否されている、ってことに気づいてくれよ」と言いたいのだが、おそらく確信犯だから無駄だろうな。
こいつとそのお仲間らは、別の右翼系サイトで、削除されたことについて文句を垂れていたそうだが……。
さて、ここでもう一度、この篠崎某が問題記事のコメント欄で主張していたことを思い出していただきたい。賢明な読者の方ならば、もうお気づきではないだろうか?
このブログは、ネット上、いわばヴァーチャル空間みたいなもので、確かに誰でも「自由に出入りができる環境」ではあるが、
「基本的に私有地(のようなもの)であり」(注:私はteacupに料金を支払い、正規の契約を結んだ上で、ここを占有している)、従って管理人判断で
「好ましからざる人物の入場は規制できる」のではないか?
ヴァーチャル空間なので、建造物侵入罪が適用されることはないかもしれないが、ブラックリスト機能で書き込み禁止したにも関わらず、さらに嫌がらせとしか思えない書き込みやトラバを送ってきた篠崎某とそのご同類どもは、
「不審者の前にこいつ(ら)は犯罪者」と見るべきで、彼らの言論の自由・権利などがどうのこうの言う以前に、
「他人の私有地で勝手なことをしている犯罪者という結論を出すほうが容易」なのではないか?
この論理そのものの妥当性はともかくとしても、このmiracleこと篠崎某の論理をそのまま彼ら自身に適用すれば、このようにはならないだろうか?
それとも、「他人の権利が制限されるのはいいが、自分たちの権利が制限されるのは許せない」とでも言うのか? だとしたら、一体何様のつもりだろうか!?
それとも、一ヶ月ほど前に、自分たちが私のブログでやったことを、もう忘れたのか?
もし「早大ビラまき男が悪い、取り締まられて当然」と言うのならば、ネット右翼がやったことは、私からすればそれと同じか、もしくはそれ以下だ。
こんな論理をほざいた本人たちは、これでもう、私が管理人判断で無視や書き込み・トラバの削除等を行うことを非難できないはずだと思うのだが、如何だろうか?
正直言うと、「私もいくら相手がネット右翼だからって全ての書き込みやトラバを削除・禁止するのはどうだろうか?」と思っていたのだが……これで迷いが吹っ切れたよ。
私が一方的にコメント・トラバの削除することを正当化するための理屈を、まさか攻撃者自身が与えてくれるとは思わなかったよ(笑)。
というわけで、ここではっきりと彼らに「立入禁止の意思表示」をしておく。
「もう2度と来るな!」
早大ビラまき男みたいに警察に突き出されないだけ、ありがたく思ってほしいな。
