「2016年・神泉苑のつつじ @ 京都妖怪探訪(438)」
季節の風景
どうも、こんにちは。
このところ、またもやオフが公私ともに多忙になりまして、弊ブログの更新が滞りがちになってしまいましたが。
それでも頑張って、更新していきたいと思います。
つつじの咲く季節になりました。
今回は、
『京都妖怪探訪』シリーズでも何度か紹介した、歴史と神秘の庭園
「神泉苑(しんせんえん)」の光景をお届けします。
京都市営地下鉄「二条城前」駅の3番出口から。
二条城の堀が見える道を西へと歩きます。
神泉苑の北門。
『京都妖怪探訪』第227回で少し触れましたが、「昔ここで、貴族の若君が百鬼夜行の群れに出くわした」という説話が伝わっていますが、この時はご覧のようにさわやかな日の光に照らされていました(笑)。
北門から中へ。
つつじの花が咲き誇っています。
まだ蕾の花も。
神泉苑の名物、竜船です。
平安時代は、皇族や貴族がこれで船遊びをしたとか。
現在でも
神泉苑の料亭では、竜船(「龍王船」というそうです)で宴会ができるサービスが提供されているそうです。
神泉苑の名物スポットのひとつ「法成橋」。
シリーズ第225回で紹介しましたが、源義経と静御前とか最初に出会った場所と伝えられ、現在では恋愛祈願や所願成就のスポットとして有名です。
また、静御前と小野小町という日本の歴史・伝説上名高い二人のスーパーヒロインが降雨祈願に成功したという伝説も遺されています。つまり、彼女らが非常に優れた呪術者としての顔も持っていたことも伝えている、非常に面白いスポットでもあるのです。
確か、この法成橋の辺りだったでしょうか。
純白のつつじも咲いていました。
つつじ以外の花も咲いていました。
これは確か、マーガレットだったかな?
これ、名前の通り外来種。
こういう極めて歴史の古い京都的・日本的な場所で外来種の花とは。
これもご時世?
こんな場所にも国際化、グローバル化が進んでいるということなのでしょうか?
妖怪や龍神、美女や呪術者など、長い歴史の中で数々の説話や伝承が残る神秘の庭園も、現在では季節の花が咲く、穏やかな市民憩いの場となっています。
最後は、ここへ来る道の途中に咲いていた桜の花を。
今回記事の写真を撮ったのは、先月(4月)後半頃でしたので、途中の道端にはまだ遅咲きの桜が残っていました。
日本人とは何か。
この問いに対して、人それぞれに答えがあると思いますが。
ひとつには、この国の恵まれた四季の変化を楽しみ、慈しむ人々であると、私は思います。
どんなに忙しくても。
どんなに追い詰められたどん底にあっても。
四季の移り変わりを観て、それを楽しみ、慈しむことだけは忘れずに居たい。
それでは今回はここまで。
また次回。
*神泉苑へのアクセス・周辺地図は
こちら。
*神泉苑のHP
http://www.shinsenen.org/index.html
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
