「2016年春・高台寺プロジェクションマッピング @ 京都妖怪探訪(434)」
妖怪スポット
どうも、こんにちは。
毎年夏の「百鬼夜行展」など、今まで数々の面白い竜や妖怪関連イベントを開催してくださった
京都・高台寺さん。
本シリーズでも、
第51回や
第220回など、何度も紹介させていただきました。
今年の春、3月12日から5月8日まで行われる夜間特別拝観で、方丈庭園を舞台に、このお寺に伝わる「百鬼夜行図」と竜をテーマにした
プロジェクションマッピングが上映されています。
今回はその様子の一部を、ここでお届けします。
先日の
「京都東山花灯路」で訪れた、夜の高台寺。
写真は「開山堂」という建物です。
方丈という建物に面した庭園。
ここで百鬼夜行図などをテーマにしたプロジェクションマッピングがいくつも上映されてきました。
今回の舞台もここ、勅使門の辺りを中心に上演されます。
百鬼夜行図の妖怪たち勅使門に現れます。
蓮を模したらしい光がはじける様子が表現されています。
うっ……。
あまり上手く撮れていません。
これもあまり上手くは撮れていませんが……。
光の竜が勅使門の辺りを舞っています。
勅使門の姿が暗闇に映し出されて。
門が開き、その中から竜が現れます。
シリーズ第237回でもふれましたが、「竜は仏法を守護する者」と考えられているそうです。
竜は、鹿・駱駝・兎・蛇・鯉・鷲・虎・牛と8種の生き物を組み合わせた複合生物であり、その姿にもそれぞれ意味があるそうです。
鹿の角:
誇りを表す。自ら敵を襲わないが、外敵を退ける強さを持つ。
駱駝の頭:
寒暑の厳しい不毛の環境に耐える。
兎の目:
油断のない心を表す。竜画の最後に描かれる。
蛇の腹:
困難な地形にも負けずに進む。
鯉の鱗:
困難な急流や滝にも挫折しない。
鷲の足:
強い把握力を持つ。
虎の掌:
仏敵を強く捕らえる力。
牛の耳:
他者の声を良く聞き、広く世界に心を向ける。
光の竜が再び、門の向こうの世界へと帰っていきます。
こうしてプロジェクションマッピングが終了します。
1回3分ほどで、夜間拝観の間、繰り返し上映されます。
「京都東山花灯路」は終了しましたが、高台寺の夜間特別拝観とこのプロジェクションマッピングは、5月8日まで続けられる相です。
それにしても。
実際の光の竜はもっと姿形も明確だったのですが……もっと私もカメラの腕を磨かないといけませんね。
それでは今回はここまで。
また次回。
*高台寺へのアクセス・周辺地図は
こちら。
*高台寺のHP
http://www.kodaiji.com/index.html
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
