「京都妖怪探訪(284):貴船神社『貴船祭』(その1)」
妖怪スポット
こんにちは。
今回は、
本シリーズで何度か取り上げました貴船神社の「例祭」の様子をお届けします。
毎年6月1日に行われる例祭は「貴船祭」とも言われ、貴船神社の最も重要な行事です。
昨年と一昨年の6月1日、その行事に言ってきました。
今年ももうすぐ、その日がやってきます。
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叡山電車の
「貴船口」駅。
ここが貴船への入り口になります。
時期によってはバスが運行されていますが、なければ車かタクシーで貴船神社を目指します。
余裕があれば、貴船神社まで2キロほどの道を30分ほどかけて歩くのもいいでしょう。
途中には、蛍岩などの名所や美しい自然の光景なども見られます。
道中の様子については、
シリーズ131回と
シリーズ132回とをご覧ください。
一昨年の例祭日の時は、雨が降っておりました。
その中2キロの道を歩くのは少し大変でしたが、美しい光景と風情とを楽しむこともできました。
貴船は水神が支配する地だけあって、雨や雨上がりが似合っています。
貴船神社の入り口とその付近です。
6月なのに、紅葉も見られます。
貴船神社・本宮へと上がる石段と、両脇に並ぶ朱い灯籠。
貴船と言えば、この光景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
なお本宮については、
シリーズ第133回や
シリーズ第134回をご覧ください。
貴船祭は午前11時から行われます。
境内の本宮前には、既に大勢の来賓や参加者、参拝者や観光客が集まっています。
多くの人々が見守る中、厳かに神事が行われます。
神前にて、舞の奉納が行われます。
これは確か「陵王の舞」でしたっけ。
古代に中国から日本に伝わりましたが、現在の中国には残されていないという、非常に珍しい舞だそうです。
シリーズ第99回の「小野随心院・はねず踊り」でも見て、少し紹介しました。
ここでところで読者の皆様の中には、「おや?」とか何か疑問や違和感を抱かれた方もおられるのではないでしょうか。
あるいは、
シリーズ第99回での舞の写真と見比べて、何かお気づきの方もおられるのではないでしょうか?
そうです。
踊り手が観客や参拝者に対して、ほとんど背を向けて踊っているのです。
でも考えて見れば、それもそのはずなのです。
これは、神様へ奉納する舞なのです。
「はねず踊り」の時みたいに観客に見せるためのものとは違うのです。
神前を向いてますから、一般の観客や参拝者に対しては背を向けることになるのです。
舞の後は、「神饌(神様へ供える食べ物)」が納められ、神事は続けられていきます。
来賓の皆様による、玉串の奉納。
さらに続けられます。
宮司さんによるご挨拶。
以上で、「貴船祭」の午前の神事は終了です。
午後からも、神輿の巡行や、スサノオのヤマタノオロチ退治を描いた「出雲神楽」などが行われますが、それは次回以降に。
それでは、今回はここまで。
*「貴船神社」へのアクセスと周辺地図は
こちらに。
*「貴船神社」の公式HP
http://kifunejinja.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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【ひとつお知らせ】
ここでひとつ、ちょっとしたお知らせがあります。
実はこの度、ほんの少しだけですが、弊サイトが書籍で紹介されます。
それが、以下の本です。
*『日本の聖地99の謎』(歴史ミステリー研究会・著、彩図社・刊)
http://www.saiz.co.jp/shoten/pdf/phpMgChcq.pdf
巻末の写真提供の一覧中に、弊サイトが紹介されています。
掲載される写真は、この本の65ページにある「わら人形を打たれた痕跡が残る、貴船神社の木の写真」です。
「京都妖怪探訪(138):貴船神社・奥宮(後編)」の7枚目の写真です。
まあ、たったそれだけのことに過ぎないのですが。
それでも、自サイトがこうして全国発売の書籍で紹介されるのは、ちょっとうれしいものです(笑)。
実は今回、貴船祭の記事を書くことになった理由は、今年も貴船祭の時期が近づいてきたからというのもありますが、今回の書籍掲載を記念してというのもあるのです。
これを機会に、弊ブログのアクセス等が少しでも増えるといいのですが。
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