「京都妖怪探訪(175):2012年霊場魔所の桜・上賀茂神社のしだれ桜」
京都散策
今年も桜の季節になりました。
いや、この記事がアップされる頃には、いかに例年よりも遅めの開花とはいえ、もうほとんどの場所では盛りを過ぎていることでしょうが‥‥。
それでも、オフで多忙な中でも、その合間を縫って何とか京都市内の桜の写真を撮りまくってきました。
特に、
『京都妖怪探訪』などというシリーズを続けている私としましては、京都市内の中でも霊場や魔所として有名な場所の桜の写真を撮ってきました。
その第1回目として、世界遺産にも登録されているという京都の有名な霊場のひとつ、上賀茂神社の桜を見てきました。
上賀茂神社は、正式には「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、平安京が遷都される以前よりこの地に祀られていたそうです。
「別雷」は「若雷」の意味で、若々しい力に満ちた雷の神様を意味するそうです。
つまり、ここは雷神を祀っているのです。
古来より、「雷は雨をもたらす」と考えられてきたことから、雷神は農耕に関わりのある神様としても崇められてきました。
また平安京ができた際には、都の鬼門(北東)を守護する神様として、厄除けや魔除けの神様としても崇められてきました。
この神社についての詳細は、
『京都妖怪探訪』シリーズでもいずれより詳しく取り上げたいと思いますが、今回はまず境内や周辺に咲く桜をとりあげたいと思います。
上賀茂神社への最寄の交通手段は、
京都市営バスの
「上賀茂神社前」停留所ですが、私はそこより少しだけ離れた場所にある、賀茂川沿いの
「上賀茂御薗橋(かみがもみそのばし)」停留所で降ります。
下の写真は停留所の場所ですが、そこにも、賀茂川沿いには桜が咲き誇っています。
橋を渡って、上賀茂神社前に着きます。
「上賀茂神社前」停留所までバスに乗れば、この入り口前まで行けます。
入り口の鳥居から入っていきますと、広い境内の庭に早速、桜が見えてきます。
特に、桜の樹の下から青空を見上げるように見てみますと‥‥。
上賀茂神社の有名なしだれ桜の樹。
ただ、この紅しだれ桜の樹はまだ満開ではないようです。
五分咲き‥‥いや、まだ五分咲きにもなっていないか。
こちらのしだれ桜は、もう見頃でしょうか。
神社の広い境内を流れる川。
この場所は、時代劇の撮影などにもよく使われるそうです。
私も何度か、この場所で撮影された作品を見たことがあります。
すっかく来たのですから、本殿のご祭神に参拝を。
こうして、上賀茂神社を後にします。
「御薗橋(みそのばし)」から賀茂川沿いにも、見事な桜の樹が数多く見られるので、帰りはあえて川沿いの土手を歩いていくことにしました。
それでは今回はこれにて。
また次回!
*上賀茂神社へのアクセス・周辺地図は
こちらをご覧ください。
*上賀茂神社のHP
http://www.kamigamojinja.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
