「京都妖怪探訪(87):雪の青蓮門院門跡・その3」
妖怪スポット
京都の鬼門・比叡山を守護するなど、京都の霊的防衛の要として開山された比叡山。
その僧坊のひとつとして始まった青蓮院門跡。
前々回と
前回に続いて、この霊場の雪景色を紹介します。
今回は、お堂や廊下から庭に降りたところから。
相阿弥の庭と呼ばれる庭へと降りてみます。
庭の道をしばし散策。
枝振りのいい木が何本もあります。
好文亭と呼ばれる、上皇の学問所として使われたという由緒ある建物です。
ここで気づいたのですが、たくさん積もっていた雪も、少しずつ溶けかかっているようです。
庭の裏山にも上ります。
裏山の上から見た光景です。
日吉社と呼ばれる社です。
稲荷社らしき社も。
仏教寺院内にこんな社があるのも、日本ならでは、でしょうか?
裏山から、本堂横。本堂横から宸殿(しんでん)の庭へ。
気がついたら、昼頃になっていました。
宸殿の屋根から、雪解けで水が垂れているのが、おわかりいただけるでしょうか?
屋根から滴り落ちた雪解け水が、その下の雪をも溶かし始めていました。
ここを出る時には、真っ白に道に降り積もっていた雪も、すっかり溶けてます。
三条通りに戻ります。
ここへ来る時にはシャーベットのように凍り付いていた三条通りも、すっかり溶けて元通りに。
次の風景は、三条通りにかかる橋から眺めた白川です。
あれだけ降り積もっていた雪も、すっかり溶け、ほとんどなくなっていました。
街中はすっかり元通りに。
ほっとしたような、少し残念なような、正直複雑な気持ちに……。
それでは今回はここまで。
ただ……。
確かに「霊場」のひとつではあったけど……。
なんか、今ひとつシリーズ名らしく「妖怪」とかいう感じが足りないかな?
シリーズ次回は、もうちょっと「妖怪」という感じのするスポットを紹介したいと思います。
天台宗・青蓮院門跡のホームページ
http://www.shorenin.com/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
