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どうも、こんにちは。
コロナ禍などで大変な中ではありますが、それでも2020年(令和2年)の
『霊場魔所の紅葉』シリーズを続けたいと思います。
今回は、京都・嵯峨野の紅葉名所のひとつでもある
「宝筐院(ほうきょういん)」を巡ります。
まずはいつもの通り、交通アクセスの案内から行きます。
最寄りの交通機関には、
京都市営バス「嵯峨釈迦堂前」停留所か
同「嵯峨小学校前」停留所があります。
また、
嵐電「嵐山」駅からしばらく歩くのもいいでしょう。
「嵯峨釈迦堂」こと清涼寺の前を通って。
清涼寺の正門前から西へ、この塀に沿って進むと。
宝筐院の小さな入り口が見えてきます。
拝観料を払って中へ。
入った途端、まさに別世界が広がります。
本堂前も紅葉に彩られています。
ここで、
一昨年訪れた時の繰り返しになってしまいますが、ここで「宝筐院」という寺院について、簡単に解説を。
寺で配布されていた案内パンフレットに書かれていた「略史」によれば、だいたい以下の通り。
この寺は、平安時代に白河天皇により建てられ、善入寺と名付けられました。
南北朝時代に夢窓国師の高弟・黙庵周諭禅師が入寺し、室町幕府二代将軍・足利義詮(あしかが・よしあきら)の保護を得て、それ以後は臨済宗の寺となりました。
貞治6年(1367年)、義詮が没すると、善入寺はその菩提寺となり、義詮の因業に因んで「宝筐院」と改められました。
室町幕府の保護を受けていた時代は隆盛を誇っていましたが、応仁の乱以後は衰退し、明治の頃には廃寺となりましたが、それから五十数年を経て復興され、今に至るそうです。
寺の歴史についてはここまで。
本堂に上がって観た庭の風景も紅葉で一杯です。
傾きはじめた西日が紅葉にさしています。
落ちて石段に散らばった紅葉もまたいいものです。
紅葉と白砂や玉砂利との組み合わせもいいものですね。
紅葉の他に椿の花も。
あっという間に時間が過ぎていって、気が付いたら陽が落ち、暗くなり始めていました。
また来年。
今回はここまで。
また次回。
*宝筐院へのアクセス・周辺地図は
こちら。
*宝筐院のHP
http://www.houkyouin.jp/index.html
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/
