「2020年清水寺「青龍会」後編 @ 京都妖怪探訪(714)」
妖怪スポット
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どうも、こんにちは。
清水寺「青龍会(せいりゅうえ)」。
京都の古くからの霊場のひとつであり、
数多くの伝説や伝承の遺る
音羽山・清水寺。
清水寺には「観音菩薩の化身である竜が毎夜音羽の滝の水を飲みに来る」という伝承に基づいて。毎年5回(3月14・15日、4月3日、9月14日・15日)行われる祭事です。
竜を先頭とした一段が清水寺境内と門前町を練り歩きます。
シリーズ前回に引き続き、
7年ほど前に訪れた時とは違い、コロナ禍と本堂改修工事の下で行われた2020年(令和2年)の「青龍会」のレポート記事を書きます。
まずは
シリーズ前回の続きから。
奥の院から竜と一団が移動します。
清水寺の伝承によれば、竜は毎夜、本堂舞台下の音羽の滝で水を飲みます。
青龍会でもそれを再現する為、竜は音羽の滝へ寄るはずですが・・・。
何と今回は、竜と一団は音羽の滝をスルー。
それどころか、本堂舞台下にも行かず、そのまま本堂の方へ引き返していきます。
うーん。
おそらくこれもコロナ感染対策の一環であり、やむを得ない措置なのでしょうが。
それでも伝承の要部分である「音羽の滝で竜が水を飲む」という部分が省略されたのは残念という感は拭えません。
ちなみに、7年前の、本来の青龍会では、以下の
過去記事のように、音羽の滝にも竜が訪れます。
気を取り直して、音羽の滝から本堂舞台下、出口を走り抜け、竜と一団が次に来るであろう西門前へと先回りします。
少し待っていると、竜と一団がやってきます。
おや?
以前訪れた時には、西門の中から竜と一団が出てきていましたが・・・。
当時の写真が以下です。
これはこれでいいのですが、この部分は何故変更されたのかはわかりませんでしたが、そのまま青龍会を見続けます。
竜と一団は西門前を回り。
仁王門前へと移動し、舞い始めます。
この後、竜は門前町を巡るはずでしたが・・・。
おや?
門前町へ行くこと無く、境内へと引き返して行きます。
おそらくこれも、感染症対策の為の変更でしょう。
ちなみに、
以前訪れた時の、門前町を巡る竜の様子は以下の通りです。
再び境内へ、奥の院が見える本堂舞台へと再入場します。
青龍絵の最後の様子は以下の動画にて。
こうして、2020年(令和2年)9月の青龍会も無事終わりました。
来年の青龍会はどうなっているでしょうか。
工事が終了する予定の2021年(令和3年)の春以降にはコロナ禍は収束しているでしょうか。
そんなことを考えながら、帰路につきました。
今回はここまで。
また次回。
*清水寺へのアクセスは
こちら。
*清水寺のHP
https://www.kiyomizudera.or.jp/
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/
