「大豊神社の狛ねずみと垂れ梅・前編 @ 京都妖怪探訪(679)」
季節の風景
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どうも、こんにちは。
リアルではもうそろそろ梅の時期は終わりつつあるようですが、今回も
『霊場魔所の梅花』シリーズの記事を。
今回は妖怪とは違いますが、非常に面白い霊場の梅を紹介したいと思います。
京都・鹿ヶ谷、有名な哲学の道沿いに建つ古社、「大豊神社」です。
ここには狛犬だけでなく、狛蛇、狛鳶(とび)、狛猿、狛狐、そして狛ねずみがあります。
子年の今年、是非とも参拝に行かねば、と思いました。
まずはいつものように交通アクセスから。
京都市営バスの
「錦林車庫前」停留所、
「東天王町」停留所、
「宮ノ前町」停留所から歩いて行ける場所にあります。
距離的に一番近いのは
「宮ノ前町」停留所ですが、バスの便数があまり無いようなので、
「錦林車庫前」停留所、
「東天王町」停留所から歩くことも勧めます。
住宅街を通る道を歩いて。
有名な哲学の道沿いに、大豊神社への参道の鳥居が見えます。
道沿いの灯籠に大豊神社の大きな絵馬が。
子年だけに「狛ねずみの社」であることをアピールしています。
大豊神社の案内板があります。
この神社は仁和3年(887年)に、宇多天皇の病気平癒を願って建てられたそうです。
主祭神は、
少彦名(すくなひこな)、
応神天皇、
菅原道真の3名。
何というか、あまり脈絡が無いようにも思えますが・・・。
また宇多天皇といえば、
菅原道真を取り立てた人物として有名ですが、その病気平癒をかつての部下に祈ったということに・・・。
その当時、力や人気のあった神様にすがった、よほど必死だったのかな、と推察します。
こんな看板も。
狛ねずみに、狛へび、狛さる、狛とび。
動物園みたい(笑)。
参道をさらに進んでいきます。
道沿いには椿の花も。
「椿ヶ峰の御神水」だという手水舎で手を洗います。
以下は1月頃に訪れた時のものですが。
子年で「狛ねずみの社」ということもあってか、大勢の参拝者で賑わっています。
誰が置いたのか、参道の石灯籠にはこんなものも。
十二支・・・かと思ったら、そうではないものも(笑)。
狛犬と唐獅子に守られた本殿へ礼拝。
まだコロナ感染拡大より前だったこともあり、多くの参拝者が。
学問の神様・菅原道真を祀ってあることもあって、受験生とその親御さんと思われる人たちの姿も見かけます。
ところで、この本殿前には垂れ梅の木もあります。
実は2月頃にも再訪し、その様子も観てきました。
まだ五分咲きくらいでしたが、それでも。
記事がそこそこの長さになりましたので、今回は一旦ここで切って後編へ。
今回はここまで。
シリーズ次回は、この神社の境内社を守るねずみなど動物たちを紹介していきます。
*大豊神社へのアクセス・周辺地図は
こちらをご覧下さい。
*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/
