「化野念仏寺、千灯供養祭と夜の紅葉 @ 京都妖怪探訪(671)」
季節の風景
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どうも、こんにちは。
紅葉シーズンはとっくに終わっておりますが、あともう1回だけ
『霊場魔所の紅葉』をやりまず。
しかも
化野(あだしの)念仏寺です。
この霊場は、
シリーズ第668回と
第669回でも紹介したばかりなのに「何故?」だとか「またか」などと思わないで下さいね。
今回またとりあげたのにも2つ理由があります。
ひとつは、無数の無念仏を祀る石塔・石仏にろうそくを灯して供養するという「千灯供養祭」が行われたからです。
通常、「千灯供養祭」とは8月23・24日の2日間行われるのですが、その年(2020年、令和元年)は会期1200年特別記念ということで、11月23・24日にも開催されることになったからです。
もうひとつの理由。それは、千灯供養祭は日没後に開催されます。つまり夜の墓場の紅葉風景を観て、撮ることが出来るからです。
桜や紅葉が、闇や死、幽玄を想起させる光景の中で映えている。
こういう光景こそ、
『霊場魔所の紅葉』などで、私が最も観たかった、撮りたかったものなのです。
アクセスは
第668回の繰り返しになりますので、今回は省略。
「千灯供養祭」の時、化野念仏寺の周辺では、手作りの灯籠が飾られます。
この時、11月は陽が落ちるのも早く、紅葉の赤も夕焼けの赤と相まって、ますます赤く見えます。
少し待ちますと、さらに暗くなり、提灯が点けられます。
夜の境内へ。
しかし(ある程度ライトアップされている場合でも)、夜の風景を撮るのはなかなか難しい・・・。
無数の石仏や石塔が並ぶ「西院(さい)の河原」が見えてきます。
まずは本堂に礼拝。
本堂前、延命地蔵尊に読経。
その後、まずは僧侶の方々が「西院の河原」に入り、石仏・石塔にろうそくを供え、火を灯していきます。
その後、我々一般の参拝者も、「西院の河原」内の石仏・石塔へと献灯します。
なお
以前の記事でも申し上げたことの繰り返しにもなりますが。
ここ化野念仏寺に関しては、一部のオカルトマニアの間で「心霊写真が撮れるから撮影禁止になっているらしい」という噂もあるようですが。
正確には「‘西院の河原’内部での撮影は禁止」ということらしいです。
それも「狭い中に多くの石仏・石塔が並ぶ場所で撮影すると、他の参拝者とぶつかったり、石塔や石仏に躓くなど、事故の危険があるから」という安全上の理由からのようです。
現にこの私も、「西院の河原」の外側から、こうして撮影させて頂いているわけですし。
私も石仏・石塔へ礼拝と献灯をした後、紅葉に彩られた「西院の河原」周辺を撮影します。
嗚呼、そうです。
その通りです。
私は
『霊場魔所の桜』や
『霊場魔所の紅葉』などで、まさにこういう光景が観たかった、撮りたかったのです。
死や闇、神秘や幽玄を感じさせる光景の中で、桜や紅葉が映えている、こういう光景を。
ところで・・・。
化野念仏寺では「心霊写真が撮れる」という噂はやはり迷信だっかのか・・・っと、思っていたら。
心霊写真といえるかどうかはわからないの、いや、むしろ何に光かよくはわからないのですが・・・。
「これは何だろうか?」とようわからんものが写っている写真もいくつかありましたので、一応紹介しておきます。
まずは同じ場所をほぼ同じアングルで撮った以下の2枚をご覧下さい。
おわかりでしょうか?
二枚目の写真に、一枚目の写真には観られなかった赤いもやのようなものが?
こちらも小さな、妙な光が幾つか。
何でしょうか?
こちらも。
最初はレンズの曇りか汚れによるものと思ったのですが、何でしょうか?
まさかとは思いますが・・・。
場所が場所だけに、ですね(苦笑)。
どなたか、(霊的なものでも、科学的なものでも、どちらでもいいので)これらが一体何なのかわかる方、分析できる方、こちらまでご一報下さるとありがたいです。
なおあれから、これによる祟りや霊障らしきものは今のところ無いようですので、大丈夫かと思います。多分・・・。
こうして(少々気になることも無かったわけではないですが)、満足して夜の愛宕道を帰っていきました。
今回はここまで。
また次回。
*化野念仏寺へのアクセス・周辺地図は
こちらをご覧下さい。
*化野念仏寺のHP
http://www.nenbutsuji.jp/index.html
*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/
