2009/3/14

歩の手筋(3)  ゼロからの将棋初級講座

「手筋」の解説となると、部分図を使うことが多くなりますが
イマイチどのような場面で使えるのか、ピンとこないかもしれませんね。
・・・ということで、今回は今までとは目先を変えて
「こういう場面で手筋が使えますよ」という形式で、解説したいと思います。

まずは初心者同士だと、最初はこんな風に進むケースが多いようです。

初手から

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩   【例題−4図】

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先手が飛車先を伸ばせば、後手も負けじと飛車先を伸ばします。
すると・・・、こんな局面が出現します。

さて、ここで先手が初志貫徹と▲2四歩といくとどうなるか?

【例題−4図】から

▲2四歩 △同歩 ▲同飛   【参考−A図】

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第94話で登場した、【例題−2図】のような局面となり
先手成功を思わせます。

ここで後手の手番ですが、どう指すべきでしょうか?
盤面を反対に表示しますので、みなさんも考えてみて下さい。

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(便宜上先後逆)

図を見ての通り、黙って△8七歩を打たせてはいけません。
この局面での考え方は2通り。

「角」の頭を守るのか?
それとも、こちらも強気に攻めるのか?

変化を解説すると難しくなるので、結論から云いますと
この場合は、後者が正解です。
・・・というのも、この局面は先手(実際は後手ですが)が良くなるからです。
では、どうするのか。
正解を見てみましょう。

【先後入替−A図】から

▲2四歩 △同歩 ▲2三歩  【解答−4図】

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(便宜上先後逆)

先に手を出した筈の後手が、先に「角」を捕られてしまいました。
これで先手がいいのですが、まだ皆さんは
「△8七歩と打てば、角を取り返せるのでは・・・」と思いますよね。
それでは、もうちょっとだけ先に進めてみましょう。

【解答−4図】から

△8七歩 ▲2二歩成 △同銀 ▲7五角  【変化−4図】

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(便宜上先後逆)

後手も「角」は取り返せますが
▲5三角成と先手だけ「馬」を作ることが出来ては
どちらが優勢かは、明白だと思います。

こんな風に、実戦で「角」を狙う「歩の手筋」が登場します。
この手筋を知っているのと知らないのとでは、雲泥の差ですね。
次回は【例題−4図】の局面を、もう少し掘り下げてみましょう。

それでは、次回をお楽しみに!!
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