2009/2/8

歩の手筋(2)  ゼロからの将棋初級講座

前回の終わりに出題してあった「意地悪な質問」、わかりましたか?
質問の内容も漠然としていたし、イマイチ答えを出し難かったかもしれませんね。

答えを導き出すポイントは、ヒントにも出した「取った相手の駒」です。
次の図を見て下さい。

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これは「取った相手の駒」の利きを表した図です。
これで、ようやくわかりましたか?

そうなんです。
この2つの駒は特殊な動きをする代わりに、自分の目の前に進めない駒なのです。
(ちなみに、他の駒は全て前に進めます)
このように自分の前に進めない駒の事を、「頭の丸い駒」と呼びます。
「頭の丸い駒」は、自分の目の前に相手の駒が迫ってきても(例え歩であっても)
自分を守ることが出来ません。
これは前回の例題で、実証済みですね。
また敵の弱点を攻める事が勝負の鉄則ですので、この場合「頭の丸い駒」の頭が
攻めの糸口になるということが多いようです。
逆を云えば、この辺をうまくカバーすれば、容易に攻められたりはしないと云うことです。
ちょっと話が難しくなりましたが、「歩」と云えども「角・桂」相手なら
うまく戦果を挙げることが出来るということです。

それでは、次に進みましょう。
次の例題図を見て下さい。

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前回の例題−1図と似たような図ですが、今度は「桂」の頭を「銀」が守っていますね。
その代り、先手の持ち駒が「歩」2枚に増えています。
一見、手の出しようがないようですが、これも「手筋」を駆使すれば戦果を得られます。
それでは、どの駒を狙うかということになりますが
やはりここでも、「頭の丸い駒」はターゲットとしては最適なのです。
どのようにするのか、見てみましょう。

まず▲3二歩と、目障りな「銀」にどいてもらいましょう。

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これに対して△同銀△4二銀は、▲2二歩で大成功ですね。

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これではダメなので、後手は△2二銀と逃げます。

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そこで更に▲2三歩と、「銀」に働き掛けます。

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これは△同銀と取るよりありませんが、▲3一歩成で大成功です。

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▲3二歩▲2三歩「銀」取りに打った「歩」「叩きの歩」と呼んでいます。
この「叩きの歩」の手筋で、見事に「銀」が無力になるように誘導して
「桂」得の戦果を得ることに成功しました。
これが手筋の威力なのです。

次回からは、もっと色々な「歩の手筋」を解説していきましょう。

それでは、次回をお楽しみに!!
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