予報よりも早い降り出しでした。不安定で夕方から少しぱらつく程度だったのに、2時には降り始めていましたね。今日の練習を見ていても、やはりうちは雨の苦手なチームのようです。今のところボールを大きく展開することで活路を見いだすようなところもありますからね。気象条件にいつまでも左右されるわけにはいかないので、雨の日の戦い方を身につけないといけないですね。
来週から出直しの地区大会です。ですが、けが人を抱えています。スタートメンバーから考えると、3人の出場をどうするか思案中です。大きく戦線を離脱している2人に比べると症状は軽いのですが、その分だけ、つまりは無理が利く分だけ癖になると面倒だとも思うのです。ですからできれば使わずに初戦を突破して、来週に勝負を賭けたいと思うわけです。それでも負けたら終わりのトーナメントですから、この3人を外して勝負になるのか、それを真剣に考えねばなりません。
そんな相談を阿部にしたのです。そうしたところ、攻撃はあまり問題ないのですが、防御については不安がありそうなのです。それは相手が想定されて、その相手にやられてしまった経験からなので、それなりに説得力を持ちます。これをどのように乗り越えるかを宿題にしました。どのシフトならそれが解消できるか、これを考えることでうちのキーマンたちが次の試合に具体的なイメージを持って臨めるわけです。こちらかすべてをコントロールしてしまうのも可能なのですが、グランドで実際に戦うのは私ではないのです。それを考えても、次の試合で強みはどこで、弱みはどこにあるのか、それをチームの中心人物が自覚することで、チームはもっともっと有機的に機能し始めるわけです。そうなると私たち指導者はもうコーディネイトだけすむわけです。
明日、私が練習を見ます。火曜日の初戦の向けて、今のメンバーで何ができるかの課題を与えるつもりです。もちろん3年生を中心に、それぞれへの要求度が上がります。そうしまた一つ、グレードを上げるわけです。それがチームそのものをさらなる高みへと押し上げるでしょう。

0