朝からほとんど気温が上がらず、冬寒の一日になりました。午後の生徒の下校時間あたりには、予報通りパラパラと冷たい雨が降り出し、さらに気温が下がりました。関東には南岸に低気圧があり、降水量はわずかですが、お湿りです。乾燥していたので、ちょうどよい程度だと考えましょう。
デッチの所属する東海大学で新型コロナの陽性者が多数確認され、今週末の最終戦となる日大戦を辞退する決定をしたようです。これまで全勝だっただけに残念です。やはり寮生活だとクラスターになりやすいですし、ラグビーは関わるすべての人が濃厚接触者になりかねません。クラブは試験前に入り止まっていますが、引き続き注意をしてくださいね。
さて今日はマイです。この学年唯一のマネージャーです。最初から一人だったわけではありませんが、二年続けてマネは一人体制になりました。いなければすべてをとにかく部員がやらねばなりませんが、一人でもいるとどうしても部員たちはマネに頼ります。その意味において、マネにかかる負担は計り知れないのです。その負担を一人で背負い込みながら、ここが自分の居場所とばかりに献身的にサポートをしてくれました。それがどれほどのものか、部員たちがどれだけ理解しているかは、いずれマイ自身に確認するしかありませんが、まさに孤軍奮闘と呼ぶにふさわしい部員たちの御し方でした。あっぱれといえます。
そして一つ下の学年には、マイの後輩と呼べるマネがいませんでした。今年になって、やっと後輩ができました。ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の関係で、クラブの止まった時間が長く、特に部員もそうですが、夏を越していないために、伝えるべきものを伝えられずに本当に歯がゆい思いをしているはずです。部員にとってだけでなく、マネにとっても夏は特別なものです。マネの夏も過酷を極めます。それを知らないマネ、継承できていないことが多くあります。特に合宿です。ですから来年の夏は、ぜひともマイには参加してもらって、後輩の指導をしてもらわねばならないほどです。あらかじめマイの参加の予約をしておこうと思っています(笑)
部員たちはマネに向けて、あれこれ言いたいことを言います。そして私たち指導者との間で板挟みになることもしばしばです。ですが、マイはきちんと自分の中でルールを作り、それを確実に遵守していました。高校生に人的余裕はありませんから、中学生などを動かさねばならない機会も少なくありません。その中学生を誰よりも的確に指示して、動かすことができたのは、間違いなくマイですね。
実はまだまだマイの力が必要だというのが、本当のところです。部員たちにも力を借りているところです。公式戦の際には、ぜひ顔を出して、自分は動くことはないので、後輩マネたちの様子を確認して、指導してくれることをお願いしておきますね。マイがクラブと部員とをどれほど大切にしていたのか、理解しているつもりです。クラブへの愛情の深さは、誰にも負けないですよね。それはこれからも変わらずにいてくれると嬉しいです。またグランドで待っていますね。

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