ピンチヒッター

　まだまだ朝晩は…ですが、それでも昼間は日射しも、湿度も、そろそろ日本の夏の気配です。気づけば、アジサイの季節にさしかかっています。それは同時に雨の季節の予感でもあります。そろそろ…ですね。
　さてチームは正直、緊急事態です。週末の試合に向けて、とても万全の準備ができる状態ではありません。特に対戦相手がフォワードのチームであることを考えると、どうにもならない状況です。もともとケガがつきもののスポーツですから、ケガをするなとは言い難く、それでも前戦はケガのリスクを背負ってはならなかったのです。ですが、結果的には数人のケガ人を抱えることとなり、ここに来て窮するわけです。
　部員たちが、この状況をどのようにとらえて、どのように対処するのか、それが問われる一戦になりそうです。ここまで対戦相手に恵まれていた感はありますが、ここを越えられるかどうかで、チームの本気さが測れるかもしれません。この逆境を越えられたら、本物です。こればかりはグランドに立つ選手のパフォーマンスに賭けるしかありません。だからこその本気度なわけです。
　私は逆境にこそ強いチームであってほしいと願っています。だからこそ今回の大きな立ちはだかる壁を越えて、自分たちのやっていることが正しいのだと証明してほしいと、かなり切実に願っています。一方で本音は、かなり不安です。難しいと実感しています。この先は、みんなが切り拓くのだと、この不利な状況の打開に期待して、週末を迎えることとします。