今年はここに来て、朝晩の寒暖差が大きいせいか、例年以上に落葉樹の色づきがいいように感じています。それは紅葉狩りに行けない私が、学校の行き帰りの街路樹で感じるくらいです。そして今日の夕方になり、風がやや強めに吹くと、ハラハラと葉が枝を離れ舞っています。桜の葉が特に舞っている気がします。
さて練習は残念ながら、グランドに入れずにアスファルトでした。みんなの姿勢の悪さに業を煮やしたサクライ先生が、1対1のスクラム練習を命じました。この練習はさすがにフォワードのメンバーに一日の長があります。なんとか組むまではできます。バックスのメンバーはまともに組めないものもいます。それがとりもなおさず姿勢の悪さだと、痛感してください。スクラムを組む際に、組み合うからといって頭を下げてしまっては組めるわけがありません。だって頭が下がれば、下にしか向かわないからです。ですから正しい姿勢で、首を入れたら相手の胸を押し上げるようにすることで安定するのです。それはタックルの原理と、基本は同じです。ラグビーのコンタクトは、共通なのです。つまり正しいタックルができる部員は、スクラムもちゃんと組めるというわけです。それはスクラムが組めなかったことで、タックルの姿勢も正しくはないと証明したようなものです。きちんと首が使える、それがスクラムにおいても、タックルにおいても肝になるのです。
正しい姿勢は、効果的なプレイになるのですが、それ以上に私たちがここにこだわるのはケガの予防につながるからです。正しくない姿勢は、ケガにつながるのです。それを忘れないでいてください。ケガをすることは、本人もつらいですが、それ以上にチームに迷惑もかかります。チームがある以上、不要なケガを避けることを意識すべきです。そうでなくともラガーマンにケガは付きものなのですからね。ケガしてプラスは少なく、ケガをしないことに越したことはないのです。だとすれば、正しい姿勢で、正しいプレイを身につけねばなりません。姿勢が悪いですよ。

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