浦和高校の初陣でした。メイングランドには大応援団です。進学校であることは、世の中で活躍する人材を輩出していることを意味しているのだなと、つくづく感じます。一番は日本でも、世界でもなく、大気圏の外から声援を送っている人がいることでしょう。現在、国際宇宙ステーションに滞在中の若田さんからも期待する声があったようです。
今年の浦和を象徴するようなプレイが随所に見られました。相手を崩す場面が再三見られました。悔やまれるのは、ラストパスの精度でしょう。何度もあのパスが通っていればというシーンがありました。
平均体重では大きく劣るフォワードの善戦も光りました。運動量で勝るばかりでなく、接点でも、そしてモールでも参考になるプレイはいくつもありました。最初のトライにつながる部分と、後半のタックルミスがなければ、僅差で勝機もあったのでしょうが、ここが連続出場チームと、54年ぶりのチームとの差なのかもしれません。相手は慌てませんでしたね。相手のできも決して良かったとはいえませんが、それでも点差になりましたからね。
それでも県内トップ校が、県の代表として戦った意義は大きいですよね。やはりラグビーはしっかり頭を使い、気持ちで相手にぶつかるスポーツです。だからこそ県内トップ校が通用するわけです。私たちももっともっと賢くならねばなりません。そうすることで集中力が高まり、覚悟が決まり、自分に負けなくなるはずです。自分に負けないことが、相手と向き合う唯一の武器です。それを浦和高校が、私たちに教えてくれました。浦和の背中を必死で追いかけていきましょう。負けてもあっぱれでした。

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