曇天の肌寒い一日でした。そのため熊谷も無風で、観戦には少々つらいでしょうが、選手たちには願ってもないコンディションだったはずです。
うちの挑戦はかないませんでした。この舞台に立つのは、やはり大きな壁を越えねばなりません。ベスト8入りするまで、そこへの壁も実に高いものでした。ですが次の壁も高いものでした。そして今日、その先の壁もまた高いことを思い知ることとなりました。今回、ベスト4に残ったのは、きれいに東西南北から1チームずつでした。東部地区からはヒロキ率いる昌平高校です。東部地区がベスト4に残ったのは、決勝まで進んだ草加高校以来かもしれません。春日部高校などもベスト8は常連といってもいいでしょうが、その先には進めていないはずです。その意味で初めてベスト8入りを果たし、そのまま4強入りした昌平の強さは本物です。それでもここからの壁の厚さは、想像以上だったのかもしれません。
最後まで粘り、なんとか1トライをあげました。開始1分にも満たない、キックオフ直後のビッグプレイであげたペナルティゴール以降、ほとんどチャンスらしいチャンスが巡ってこないのです。スクラムは有利に組んでいました。ただ接点は互角ですが、ここ一番の集中力は相手が上でした。だからこそあげた1トライは意味があります。
前半の結果的にはフォワードパスになりましたが、ジュンキが自分でいかずにパスしてゴールラインまで陥れた場面がもとOKだったら、もっとおもしろくなっていたかもしれません。ただ崩せたシーンはそれほど多くはありませんでした。ミスも少なく、つけいる隙はほとんど見られませんでした。ただ最後の最後まであきらめることなく、前に出続けました。それが次のチームへと引き継がれるはずです。
東部の雄として、立派に戦ってくれました。東部地区全体が、打倒昌平高校を掲げ邁進しなければなりません。うちも目標を高く掲げて、懸命に追いかけていきましょう。最後まであきらめない姿勢はあっぱれでした。ヒロキ、おつかれさま。

7