昨日あたりから夏本番を思わせる陽気になりました。今日も少しだけグランドに行きました。事務仕事山積の中で、そうした現実から逃げ出すようにグランドに向かったのです。ムッとする熱気の中で、ラグビーは自殺行為だなと思いながら、練習の様子を見ていました。明日から練習試合が始まります。3年生不在ですから、練習を引っ張るのも、チームの中心になるのも2年生です。ただ練習を見ていると、2年生でも大きな声で盛り上げる2年生と、まだまだついていくのに精一杯な2年生とがいそうですよ。まずは2年生が心をそろえて、1年生を引っ張らないといけないですよ。
今年は贅沢なことに、明日からの1・2年生チームでも、あれこれとポジションをいじって試すことができます。これがいかに贅沢なことか、数年前までのうちを知る人には痛いほど分かってもらえることでしょう、まずは下級生だけではチーム分もおらず、練習試合どころではなかったですし、互いに貸し借りをしながら合同練習の延長に試合形式のものがあった程度です。それがレギュラークラスを温存するBチーム編成を使用というのですから、これがうちのチームかと見まごうほどです。
だからこそ考えてほしいことがあります。それは目の前のことばかりでなく、中期または長期的展望に立って、チームにとってどの配置が一番効果的なのかということです。少し器用だから、ボールに近いポジションに据えて、その場を繕うだけではチームとしてはその時点で限界を抱えたようなものです。この時期だからこそ、育成の意味も含めてポジションのはめ込みをしてみましょう。走力、スタミナ、気力、スキルといったものが総合的に評価されて、ポジションは考えねばなりません。フロントに求められるスキルと、3列に必要なものは異なりますし、ハーブ団の持っているべき資質とウイングが身につけるべきランニングコースは次元の違うものです。それぞれにタイプがあり、この時期だからこそ、そして今のうちだからこそ試して、可能性を模索したいですね。
明日、勝ち負けではなく、次のチームの目指すべき青写真が描けるような試合にしてほしいですね。

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