二日続けての試合で、それぞれの成長が見えました。両翼はまだまだおっかなびっくりのところもありますが、それでもタックルに入るようになっていますし、昨日の相手のノータッチキックを捕球したダイスケのカウンターは見応えがありました。ヤマジやナルオもキックオフのボールをキャッチ後にしっかり前に出ようという姿勢がうかがえました。こうした全体の底上げにつながるような成長はうれしいですよね。本人たちにはまだまだ自分が成長している自覚は薄そうなのですが、いつも話すとおり練習は裏切らないのです。徐々にからだと心ができあがって、ラガーマンらしくなっていく、それぞれの歩幅で成長してくれることを期待しています。
成長していくと、その都度、課題や宿題が出されます。オスミにはたとえばラックは絶対に寝込まないようなテイクアウトを身につけてほしいとか、ヤタにはターンオーバーの場面で自分から仕掛けていくためのオプションを見つけていこうとか、昨日の心振るわすナイスタックルのヤギにはバックスの組織防御の中でのタックル選択を視野に入れようなど、です。ショウタに至ってはロックから三列に回ったとたんに、瞬発力なんて言われて、できないならフロントかな…なんていじめられたりもしています。
成長すると、ハードルは一つ高くなります。そうすることでチーム力が強化されます。その意味でハードルを上げていこうという意識を持ちたいですね。

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